任侠伝 渡世人一代記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンル | アクション |
対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | 元気 |
発売元 | 元気 |
人数 | 1人~2人 |
メディア | DVD-ROM1枚 |
発売日 | 2006年3月2日 |
価格 | 7,140円(税込) |
対象年齢 | CERO:15歳以上 |
任侠伝 渡世人一代記(にんきょうでん とせいにんいちだいき)は、元気が2006年3月2日に発売したプレイステーション2(PS2)用の侠気アクションゲーム。
また、任侠伝のタイトルで携帯電話用のゲームも配信されている(i-mode、Yahoo!ケータイ)。
目次 |
[編集] ストーリー
侠を磨くために旅を続ける本作の主人公蓮次は、評判の松風義一郎親分に会うために、宿場町松風の宿を訪れる。親分の屋敷に着くといきなり喧嘩に巻き込まれ、その騒動がきっかけで岩松と半十郎という子分ができる。
こうして松風親分の下、しばし腰を落ち着けることになった蓮次は、しだいに松風の宿で起こる事件に飲み込まれていく・・・。
[編集] 概要
歴史アクションゲームを得意とする元気が、任侠というテーマを題材にした異色作。
江戸時代の東海道が舞台のはずなのに平賀源内や十返舎一九、清水次郎長が一堂に会するなど、史実に忠実な風雲シリーズとは違い、フィクションの要素を強め娯楽性をアピールしている。
また、主人公側の登場人物の名前は次郎長一家が元ネタと思われる物が多い。
戦闘システムは『剣豪』の攻・待・懸や、『風雲 新撰組』の連携技などを引き継いでいるため、完成度が高い。これらに加えて、「絵染め一喝」というアクションが追加されている。これは諸肌を脱ぎ、背中の絵染めを見せ付けることで敵を平伏させる技である。絵染めの種類によって様々な効果も発生する。
ゲームの進行方法は『風雲 幕末伝』のものをそのまま引き継いでおり、大小の仕事をこなしながら各章のシナリオを進める形式である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主な登場人物
- 注意 : 本項の文章ではゲーム中での設定を記す。実在の人物に関する記述は史実と異なる場合があるため注意。
[編集] 蓮次一家
- 風来の蓮次(声:子安武人)
- 本作の主人公。松風の宿で起こる様々な事件を解決して、大親分に成長していく。
- 荒波の岩松(声:竹本英史)
- 蓮次に命を救われ子分入り。竜之助の兄貴分。大の酒好きであり、それが災いして・・・。
- 名前は森の石松から。
- 逢瀬の半十郎(声:鳥海浩輔)
- 岩松と共に蓮次に子分入り。大の女好きの切れ者。岩松とは義兄弟の間柄。
- 名前は大瀬半五郎から。
- 竜之助(声:竹内順子)
- 子供ながら蓮次に惚れ込み子分入り。ある事件で人殺しの汚名を着せられ、悩むことになる。
- きつねの留吉(声:森訓久)
- 初めは門之助の弟分。狂った門之助を止めるため、蓮次に子分入り。子悪党を絵に描いたような男。
- 鬼塚徹心(声:西松和彦)
- 明響獅水(声:松山鷹志)
- 丹下左膳(声:?)
- 蓮次の侠っぷりに惚れ込み子分入り。小粋の常に慕われている。
[編集] 敵役
- 蝮田八郎兵衛(声:コング桑田)
- 蝮田一家の親分。松風の宿の支配を狙い、松風一家と対立する。
- 島破りの安(声:石井康嗣)
- 蝮田親分の子分にして、一家の若頭。
- 油つぼの豚松(声:うえだゆうじ)
- 蝮田親分の子分。火付盗賊団の首領。
- 虎狩りの門之助(声:松山鷹志)
- 松風一家の若頭。松風親分が蓮次を重用するのを妬み、次第に暴走を始める。
- 石井辰之進(声:永野善一)
- 関八州取締役。蓮次を目の敵にしている。頭が固いのが欠点だが、正義感は強い。
[編集] その他
- 松風義一郎(声:屋良有作)
- 松風一家の親分。流れ者の蓮次に惚れ込み、あれこれ世話を焼く。松風の宿の住人から慕われている。
- おこと(声:水樹奈々)
- 松風の宿にある茶店で働く町娘。何度か蓮次に助けられるうちに惚れ込む。岩松の妹。
- 蘭太夫(声:皆川純子)
- 松風の宿にある廓の花魁。何度か蓮次に助けられるうちに惚れ込む。
- 駒形勝次郎(声:?)
- 駒形一家の親分。多原の宿を仕切っている。松風親分とは義兄弟の間柄で、蓮次にも何かと世話を焼く。
- 名前は黒駒の勝蔵から?
- 代官殺しの罪で追われ、松風一家に転がりこむ。しばらく蓮次が匿うことになり、行動を共にする。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 2006年のコンピュータゲーム | 元気 | アクションゲーム | プレイステーション2用ソフト | 携帯電話アプリゲーム