全国銀行協会
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全国銀行協会(ぜんこくぎんこうきょうかい、略称:全銀協、英語:Japanese Bankers Association)は、日本国内で営業活動をする銀行を会員とする組織である。都市銀行・リテール系信託銀行・地方銀行・第二地方銀行のほとんどが会員になっており、ホールセール系信託銀行・在日支店をもつ外国銀行(シティバンク、エヌ・エイなど、一部は正会員)などが準会員として、みずほFG、MUFG、三井トラストHDが持株会社会員として加入している。
会長は、慣例で都市銀行の頭取が持ち回りで務めるが、2005年度の会長は、子会社の銀行の頭取を兼任しない持株会社の社長を務めるものとしては初となる、みずほFGの前田晃伸社長が務めた(持株会社社長としては、東京三菱銀行頭取(兼MTFG社長)だった三木繁光現・三菱東京UFJ銀行会長やSMBC頭取(兼SMFG社長)だった西川善文(2度目の登板時、1度目の登板当時は住友銀行頭取だった)などがいるが、いずれも頭取を兼任している)。
2006年度は、三菱東京UFJ銀行の畔柳信雄頭取が会長に就任しているが、今後、みずほFG・MUFG・SMBCの3メガ(メガバンク3社)だけで持ち回りになるかどうかは分からないといわれている(前田社長が全銀協会長に就任時も、「持ち回りが明文化されているわけではないので、今後変えていくことはあり得る」という趣旨のコメントを発表している)。
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[編集] 沿革
[編集] 歴代会長
肩書きは就任時のもの。
- 1998年度 岸暁(東京三菱銀行頭取)
- 1999年度 杉田力之(第一勧業銀行会長兼頭取)
- 2000年度 西川善文(住友銀行頭取)…退任時は(旧)三井住友銀行頭取
- 2001年度 山本惠朗(富士銀行頭取)…退任時はみずほホールディングス特別顧問
- 2002年度 寺西正司(UFJ銀行頭取)
- 2003年度 三木繁光(東京三菱銀行頭取)
- 2004年度 西川善文(三井住友銀行頭取)
- 2005年度 前田晃伸(みずほフィナンシャルグループ社長)
- 2006年度 畔柳信雄(三菱東京UFJ銀行頭取)
4月1日付での就任ではないため、現在の組織に改組された1999年4月1日時点では、前身の組織のトップだった岸暁が初代の杉田力之就任まで会長代行を務めている。
2002年度の会長には、当初は室町鐘緒三和銀行頭取(2002年1月の合併と同時にUFJ銀行頭取就任が内定していた)を内定していたが、経営責任で合併と同時に辞任したため、代わってUFJ銀行初代頭取に内定した、当時三和銀行専務の寺西正司に差し替えた経緯がある。それ以外は、当初の内定通りに会長が就任している。
2007年度の会長には奥正之三井住友銀行頭取が内定している。三井住友フィナンシャルグループが持株会社会員となっていないため、同社の北山禎介社長(三井住友銀行会長)は候補に挙がらなかった(なお、2005年度当時には、みずほ銀行の杉山清次頭取も候補に挙がっていた)。
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- 全国銀行協会・ウィークエンドネットワーク(TBSラジオ&コミュニケーションズ 土曜17:45-17:50の全国ネット)