公孫越
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
公孫越(こうそんえつ、160年?-191年)は、後漢末期の武将。公孫瓚の従弟。家系は公孫氏。
三国志演義では公孫瓚の弟とされている。そして、その死も袁紹の騙し討ちに遭って殺されたことになっているが、これは演義の創作である。ただし、当時は従兄弟も兄弟同然に扱われていたため、演義の記述は決して間違いではない。
公孫瓚から弟同然に扱われていた。武勇に優れた勇将であったと言われている。公孫瓚が袁紹と争い始めたとき、公孫瓚は袁紹の側背を突くため、袁術と手を結んだ。このとき、公孫越は公孫瓚の命を受けて袁術のもとへ同盟の証として援軍の将として送られたが、途中で袁紹軍の待ち伏せに遭い、その乱戦の中で流れ矢に当たって死亡した。