六木 (足立区)
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六木(むつぎ)とは東京都足立区東部の一地区。 旧町名は六木町、佐野町、神明町。 住居表示では六木一丁目から六木四丁目まで所在する。郵便番号は〒121-0052
隣接する地域は北は桁川を挟んで埼玉県八潮市古新田、東は中川を挟んで葛飾区西水元、南は佐野、西は辰沼および神明。
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[編集] 地域
東京都東部を南北に貫流する一級河川中川の西岸、足立区の東端(最東端ではない)に位置し、地区の中央を中川と綾瀬川を結ぶ花畑運河が東西に流れる。また、桁川を伏せ越しして流れてきた葛西用水路が地区中央を南北に貫流する。この二つの河川によって六木地区は4つに分けられ、それがそのまま各丁目境となっている。
[編集] 地名由来
戦国時代末期の天正年間(1572年~1592年)に天野周防守国忠を筆頭に寺島、矢沢、浜中、加島、武内ら六騎の武士が土着し、この地域を開拓したことから、当初は「六騎村」と称していた。しかしいつの頃からか「六ツ木村」へと転じ、定着したという。なお、東京市編入以前は文献資料には「六ツ木」と表記されていたが、編入以後は「六木」と表記されるのが正しい。
[編集] 施設
保育・教育
- 区立中川北小学校(六木一丁目6)
- 区立六木小学校(六木三丁目21)
銀行・郵便局
- 六木郵便局(六木四丁目7)
[編集] 史跡
- 諏訪神社(六木三丁目26-11)
- 天祖神社(六木三丁目19-9)
- 大光寺(六木三丁目10-3)
[編集] 歴史
足立区の多くの地域と同じように六木も江戸時代に始まる新田開拓によって拓かれた村であった。
[編集] 年表
- 正保年間 「六木新田」の名称の記述
- 元禄年間 「六ツ木村」の名称の記述
- 1878年(明治11年)--月--日 郡区制施行により東京府南足立郡六木村となる
- 1889年(明治22年)--月--日 市町村制施行により南足立郡大字六ツ木となる
- 1932年(昭和7年)--月--日 町村制施行により南足立郡六木町となる
- 1935年(昭和9年)--月--日 東京市編入により足立区六木町となる
- 1976年(昭和51年)10月--日 住居表示実施により六木町・佐野町の一部区域より六木一・二丁目成立
- 1978年(昭和53年)4月--日 六木町・神明町の一部区域より六木三・四丁目成立
[編集] 関連項目
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