前田直行
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前田 直行(まえだ なおつら、慶応2年(1866年) - 昭和18年(1943年))は明治・大正期の人物。華族。前田土佐守家の11代目当主。明治11年、10代前田直信から家督を相続した。
[編集] 時代は変われど…
中期以降の土佐守家の当主は若くして家督を相続している例が多いのは興味深い。時代が変わっても立ち位置は変わらず学者で御大老様であり、前田本家の家令としてはたまた学者として活動した。明治33年(1900年)、男爵に叙爵。先祖直方同様能書家で、漢書家として活躍しその揮毫するところになる碑文は藩主家の遺跡をはじめ石川県下のいたるところに存在する。大正年間には初代・利政の岳父である蒲生氏郷の銅像の除幕式のために滋賀県に赴くなどもしている。遺物として着用した男爵大礼服が現存する。
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カテゴリ: 人物関連のサブスタブ項目 | 加賀前田氏 | 1866年生 | 1943年没