動物警察
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動物警察(どうぶつけいさつ)は、アメリカ合衆国内の団体「ASPCA(動物虐待防止協会)」に属する、警察権限を持った団体。ASPCAは「The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals」の略称である。イギリスやオーストラリアなどにも動物警察は存在する(国によって名称が異なるが、一般的に動物警察はSPCAと呼ばれる)。ここではアメリカのニューヨーク州に拠点を構える団体ASPCAについて説明している。
ASPCAは非営利団体であり、行政からの資金は一切受け付けていない。団体は全国の支援者からの寄付金によって運営されている。管轄はニューヨーク州で、州法の動物虐待防止法に則られている。
一般市民からの通報を情報源とする。動物に関する事件(虐待、死体放置など)を取り扱い、必要ならば、事件の加害者を逮捕する。危険を伴う捜査と判断された場合、地元警察に協力を要請することがある。運営はこれらの取り締まりだけではなく、ペットの躾やカウンセリング、またペットの里親探し等の広報活動など幅広く行われている。
アメリカ国内ではニューヨークの他、マイアミの動物警察が有名であり、アニマルプラネットではこのASPCAの活動が番組として放送され大人気である。日本でもSKY PerfecTV!等で観覧可能。
9・11テロ事件で活動を行った団体のひとつ。
日本において動物警察は存在しないが、結成させようという運動が起こっている。
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