十川知司
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十川知司(そがわともじ)は日本の編曲家・作曲家・キーボード奏者・音楽プロデューサー。
1980年伊丹哲也&Side By Sideのメンバーとして「街が泣いてた」で第19回ポプコングランプリ、第11回世界歌謡祭グランプリ受賞。プロデビューする。この第19回ポプコンでは雅夢が「愛はかげろう」で優秀曲賞を受賞し、グランプリの「街が泣いてた」よりセールスしてしまう。また同じ第11回世界歌謡祭には杉山清貴、海外からクリストファークロスなども出場している。
1987年からCHAGE&ASKAのツアーに参加。1988年5月21日発売のシングル「ラプソディ」でCHAGE&ASKAのアレンジャーとして初クレジットされる。 同年発売の飛鳥涼のソロアルバムも手がけ、翌1989年名曲「Love song」を担当。1991年に編曲したCHAGE&ASKA「SAY YES」が300万枚の大ヒット。続いて250万枚のセールスを記録した「YAH YAH YAH」をはじめ、class「夏の日の1993」、岡本真夜「Tomorrow」など数多くのミリオンセラー楽曲のアレンジを担当。修二と彰の「青春アミーゴ」ではカップリングを担当しミリオンを達成している。近年では、堂本剛とのコラボレートが話題になる。現在、ENDLICHERI☆ENDLICHERIのバンドマスターとして活動中。
[編集] 主な作・編曲・プロデュースアーティスト
CHAGE and ASKA/ASKA/CHAGE/Every Little Thing/林原めぐみ/堀江由衣/KinKi Kids/ENDLICHERI☆ENDLICHERI/堂本剛/山下智久/國府田マリ子/ICHIKO/ひなたガールズ/OLIVIA inspi’REIRA(TRAPNEST)/the Soul/EXILE/BREATH/Sowelu/伊沢麻未/伊藤サチコ/諌山実生/class/古内東子/中村雅俊/高橋真梨子/森進一/辛島美登里/亜波根綾乃/岡本真夜/南こうせつ/加藤いづみ/上田まり/黒田有紀/広末涼子/岡北有由/sacra/大黒摩季/酒井法子/中山美穂/高橋瞳/12.ヒトエ/little by little ほか多数
[編集] 親交のある音楽家
ヒット曲畑のイメージが強いが意外にもサブカル系とのつながりもあり、1990年代には渋谷系と言われるミュージシャンとのコラボがいくつかある。十川の作品の中に大橋伸行、清水弘貴、後藤敏昭、堀江博久、平見文生、カヒミカリイなどの名前を見つけることが出来る。
また西川進や森俊之らの今となってはヒットプロデューサーと呼ばれる彼らも早い時期から十川に起用されている。1997年の岡本真夜ツアーでは十川がバンドマスターとなり西川進と森俊之と清水弘貴などの今となっては実現不可能な豪華なメンバーを招集し質の高い音を提供している。