吉永みち子
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吉永 みち子(よしなが みちこ、1950年3月12日 - )は、埼玉県出身のノンフィクション作家。旧姓は鈴木。
[編集] 来歴・人物
埼玉県立浦和第一女子高等学校、東京外国語大学外国語学部インドネシア語学科卒業後、競馬専門紙「勝馬」で日本初の女性競馬新聞記者となる。
夕刊紙「日刊ゲンダイ」の記者を経て、1977年に騎手(当時)の吉永正人(2006年死去)と結婚(後に離婚)。なお、騎手の吉永護は吉永正人の前妻(故人)との間に生まれた子供であり、吉永みち子の実子ではない。また、正人が亡くなる直前には彼の身の回りの世話をしていたという。
1983年雑誌「優駿」誌上の日本ダービー50周年企画で募集されたエッセイコンテストで最優秀作を受賞。「気がつけば騎手の女房」のベースとなる作品であった。
ノンフィクション作家に転身後は、主に競馬関係や女性の目線から物事を捉えた著作が多い。1985年に「気がつけば騎手の女房」で第16回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
Takara酒育大学学長も務めている。
2007年にはプロ野球・西武ライオンズスカウトのアマチュア2選手に対する裏金授受事件を受けて球団が全容解明のために設置した第三者による調査委員会のメンバーにも選ばれた。
[編集] 著書
- 『母と娘の40年戦争(風花のひと)』
- 『気がつけば騎手の女房』
- 『馬に魅せられた女たち』
- 『シンザン物語 蹄跡よ永遠に』
- 『旅路の果ての名馬たち』
- 『ボクって邪魔なの』
- 『麻婆豆腐の女房 赤坂四川飯店物語』
- 『老婆は一日にしてならず』
- 『性同一性障害 性転換の朝』
- 『斗酒空拳』
- 『下宿屋さん』
- 『女偏地獄』
ほか