名門!多古西応援団
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『名門!多古西応援団』(めいもん!たこにしおうえんだん)は、月刊少年マガジンの1984年6月号から1992年5月号にかけて連載された、所十三原作の漫画作品、および漫画作品から派生した映画作品、ゲームソフトである。
目次 |
[編集] 概要
多古多西高等学校の新入生である胡女浩司(こめ こうじ)は女ばかりの家庭に育った反動で男を磨くために応援団に入ることにした。しかし多古西の応援団は女好きでナンパばかりの団長の橘(たちばな)を筆頭にしたお気楽集団であった。当初は落胆した胡女であるが、お気楽にみえた先輩たちが実はやるときにはやる男気のある硬派であることを知り、さまざまな事件を潜り抜ける中で成長していくのであった。
連載開始当初は胡女が主人公だったのだが、かなり早い時期に橘の方が主人公となっている。喧嘩中心の構成の中に、人情ドラマを描いた作品。
[編集] モデルとの類似点
所十三の出身高校である掛川西高校と、同校の應援團指導部をモデルとしており、各所にモデルと極めて類似する特徴が現れている。舞台とモデルとの共通点は以下の通り。
- 多古多西高等学校:建物の外観と配置、校章、校舎前の石碑(昭和天皇行幸記念)が掛川西高とほぼ同一。
- 多古多駅:建物の外観が掛川駅と酷似。
- 学校の近くの城跡:学校との位置関係が掛川城と同じ(作品発表時は未だ天守が復元されていなかった)
- その他、多古多西高の教諭の顔が当時の掛川西高教諭に一部似ているとの指摘もある。
[編集] 映画
実写映画版では、舞台が遠州地方から宮城県に変更されている。多古多市が白石市に、浜崎市が仙台市に、それぞれ変更されている。
- キャラクター(出演者)
- 胡女浩司(南渕一輝)
- 橘薫(我王銀次)
- 桂庵(林統一)
- 左京元(豊原功補)
- 村田武士(松橋孝治)
- 甲賀勝利(みのわ圭一)
- 北条律子(吉沢秋絵)
- 志摩涼子(伊藤美紀)
- 宇喜多耕大(杉本哲太)
- 胡女稲子(田島令子)
- 永井一章(保阪尚輝)
- 蒲生貴明(鶴見辰吾)
- 蒲生竜二(内藤武敏)
- 藤倉昌作(高田純次)
- 北条善吉(森塚敏)
- 北条宗正(清水宏次朗)
- 真田源次郎(高橋三千綱)
[編集] ゲームソフト
1989年12月25日に、株式会社アスミックから発売された、任天堂ファミリーコンピュータ向けゲームソフト。
[編集] 地名表記
[編集] 関連事項
- たこまん(多古満)