嘉定区
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嘉定(かてい、Jiading)は中華人民共和国上海市に属する区である。総面積458.8平方キロ、戸籍人口48.6万人。1992年に県から区に昇格した。
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[編集] 地理
西は江蘇省昆山市、南は呉淞江(蘇州河)を隔てて上海市閔行区、長寧区、青浦区に接し、北は江蘇省太倉市、東は上海市宝山区、普陀区に接する。
区内には、3街道と9つの鎮及び嘉定興行区と菊園新区を設置する。区人民政府は博東南路に所在する。
- 街道
- 嘉定鎮街道
- 新成路街道
- 真新新村街道
- 鎮
- 馬陸鎮
- 南翔鎮
- 江橋鎮
- 黄渡鎮
- 安亭鎮
- 外岡鎮
- 徐行鎮
- 華亭鎮
[編集] 歴史
嘉定区の前身は嘉定県であった。秦代には会稽郡婁県に属し、隋唐時代には蘇州昆山県に属した。1218年平江府昆山県の東部を分割し、年号に因んで嘉定県と命名した。清初には嘉定城は清軍に降伏せず、三度にわたって抵抗し、太平天国後期に太平軍が三度にわたって占領した。日中戦争時期には県内で抗日遊撃隊が活動している。1958年に江蘇省から上海市に所属変更された。1992年10月11日嘉定県を廃して、嘉定区が成立した。
[編集] 経済
米国のゼネラルモーターズ、ドイツのフォルクスワーゲン、日本のトヨタ自動車が自動車組立工場を進出しており、自動車産業が盛んである。
2004年より開催されているF1の中国グランプリが行われる「上海インターナショナルサーキット(上海國際賽車場)」も嘉定区にある。
[編集] 外部リンク
- 嘉定区人民政府公式サイト(中国語)
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