国教制度
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国教制度(こっきょうせいど)は、国家が特定の宗教を保護し活動を支援することをいう。
支援する理由としては、「君主の信仰する宗教である」「国教を信仰する信徒が多い」などである。
明治維新から終戦までの日本における国家神道は国教としての地位をえていたが、それは、天皇制維持の為に文字通り国家が作り上げた物であり宗教の側面は殆ど無かった。
現在、国教制度を採っている国家には主に一神教が多い。
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[編集] 国教制度の例
[編集] キリスト教
- ローマ・カトリック:アルゼンチン、ペルー、ボリビア、コスタリカなど(イタリア、スペインでは廃止)
- 東方正教会:ギリシャ
- 聖公会:イングランド
- ルター派:ノルウェー、スウェーデン、アイスランド
- 長老派:スコットランド
[編集] イスラム教
- アラブ国家ではイスラム教を国教にしている国が多い。
[編集] 仏教
[編集] その他
イスラエルにおいてのユダヤ教、インドのヒンドゥー教などといった民族宗教で構成されている
又、イタリアでは1985年までカトリックが国教だったが廃止された事によって信者が激減している。 このように国教であるかないかで影響力が弱くなっていったケースもある。