坂井英光
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坂井 英光(さかい ひでみつ、1975年4月11日 - )は愛知県生まれの騎手。大井競馬場の栗田裕光厩舎に所属している(デビュー当初は物井榮厩舎に所属していた)。
勝負服の柄は青・桃山形一文字。父は元名古屋競馬場の厩務員で、以前笠松競馬に所属しシンガポールでも騎乗歴のある坂井薫人元騎手は実弟にあたる。
いわゆる「栗田一門」門下であり、現役騎手では赤嶺亮・市村誠・熊野勲男・早見多加志・脇本一幸が同門に当たる。
初騎乗は1995年4月11日で、翌1996年には全日本新人王争覇戦に出場したりもしたが、しばらく成績は伸び悩み、2000年には27勝をマークしたが翌2001年には14勝と大きく後退するなど一進一退の状況が続いた。 しかし2003年の後半頃から徐々に上昇のきっかけを掴むと、翌2004年から一気にブレイク。62勝で南関東13位までジャンプアップした。2005年は83勝で南関東10位、そして2006年には自身初となる年間100勝超え(103勝)を果たし、南関東7位にランクイン。大井競馬での成績に限れば05年・06年ともに3位であり、内田博幸・的場文男のスタージョッキーに続く位置まで上り詰めた。
成績が伸び始めてもなぜか重賞には縁がないままであったが、2007年1月17日のニューイヤーカップ(浦和競馬場)でレッドドラゴン号を見事優勝に導き、悲願の重賞初制覇を遂げた。