多部田俊雄
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多部田 俊雄(たべた としお)は株式会社プロトタイプ代表取締役。元インターチャネルのプロデューサー。
学生時代には電波新聞社『月刊マイコン』において、エッセイ「メジャーなゲーム作家になるために」を連載。その後、ゲームレビュー記事「T-TIME」を担当。次第に読者コーナー的な部分を持ち合わせるようになり、コーナー名を「よろしくカンパニー」に改名している。また、自作ゲームプログラム「オストリッチ」の掲載など、プログラマ兼ライターとして活動した。
NECアベニュー時代はアーケードゲームのPCエンジンへの移植活動を展開。その後、ギャルゲー(パソコン)の家庭用ゲーム機への移植やオリジナル作品のプロデュース活動を行っている。彼がプロデュースするゲームは発売延期がデフォルトとなっていて、ギャルゲーファンを悩ませた。2006年3月、株式会社プロトタイプを設立。
[編集] 代表的な発売遅延作品
- ワードナの森(PCエンジン版)
- NECアベニューのPCエンジン参入第一弾タイトルとして1988年に発表されていたが、当初予定されていたHuCARDソフトからCD-ROM²、SUPER CD-ROM²とプラットフォーム変更を繰り返した挙句、発売中止となった。多部田の一方的な指示でプラットフォーム変更が行われ、その度に一から作り直さなければならなかったため、理不尽な指示に激怒したスタッフが開発を放棄してしまった。
- ストライダー飛竜(PCエンジン版)
- ワードナの森と同じく、当初はHuCARDソフトとして発表されたが、スーパーグラフィックス専用HuCARD、CD-ROM²、SUPER CD-ROM²と何度もプラットフォームを変更しながら発売延期を続けた。最終的にアーケードカード専用CD-ROM²ソフトとして1994年に発売されたが、完成度は1990年に発売されていたメガドライブ版に遠く及ばなかった。
- スペースファンタジーゾーン
- センチメンタルグラフティ
- センチメンタルグラフティ2
- 製作発表の際、前作の遅れの反省から、「この作品を延期させるような事があれば坊主頭になります。」とまで発言したものの、またしても遅らせてしまい、本当に坊主頭にした。