大東建託
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大東建託株式会社(だいとうけんたくかぶしきがいしゃ)は、東京都港区に本社を置き、北は旭川から南は沖縄までの176支店(平成18年4月1日現在)を展開する建設会社である。 東証1部・名証1部に上場している。賃貸住宅の管理戸数では業界トップ、供給ベースでも積水ハウスに次ぐ業界第二位の大手である。理系大学生にも人気が高い。情報公開に力を入れており経営の透明性にも定評があり、ホームページは2005年の日興アイアールの業種別ランキングで「最優秀」に選ばれた。
建設会社としては極めて異色で、取引業者からの贈答品は一切受け取らず、また接待を受けることも社内規定で厳しく禁止されている。創業来の無借金経営を貫く地道な経営で知られている。
一方で営業社員の長時間勤務、月間1日程度とも言われる休日の少なさ、過酷なノルマなどから、営業社員の定着率は極めて悪く、常に求人を繰り返している。
ドラマ「特命係長・只野仁」でお馴染みの品川イーストワンタワー(ドラマでは電王堂本社という設定)は実質大東建託の本社ビルであるが、テナントへの配慮からか表立って言及する事はほとんどない(品川イーストワンタワー公式サイトには大東建託HPへのリンクが貼られている)。
[編集] 企業沿革
- 1974年6月 名古屋市千種区で土地活用の賃貸建築を目的とした大東産業株式会社を設立。
- 1978年9月 社名を大東建設株式会社に変更。
- 1988年4月 社名を大東建託株式会社に再変更。
- 同12月 本社を名古屋市中川区に移転。
- 1989年3月 名古屋証券取引所第2部に上場。
- 1990年3月 業務拡大のため東京都品川区に本社を移転。名古屋の旧本社は名古屋支店となる。
- 1991年9月 名古屋証券取引所第1部に昇格。
- 1994年1月 不動産仲介業・ハウスコム株式会社設立
- 1995年7月 中国の現地法人「上海大東建託有限公司」設立。外国人向けの賃貸住宅開発に参加。
- 1996年1月 トップアンドホメックスの経営権を取得、ホームセンター事業進出
- 同9月 大東アジアディベロップメント、大東アジアインベストメントの2社を設立し、マレーシアでレジャーホテル事業の開発をスタートさせる。
- 同 本社を東京都港区芝公園に移転する
- 同10月 全国各地に販売子会社10社設立
- 1997年2月 品川駅東口地区の再開発地域に本社建設用地を取得
- 同4月 小林建設の経営権取得。社名を大東スチール株式会社とする。
- 同5月 大東建設株式会社(新法人)設立
- 1998年7月 関西地区の賃貸物件の仲介を担当する関西ハウスコム株式会社設立
- 同10月 経営の効率化のため、全国の販売会社10社を吸収合併。
- 1999年2月 在宅介護事業の子会社・ケアーパートナー株式会社設立
- 同9月 大東建物管理株式会社設立
- 2001年6月 LPガス事業をスタートさせるため株式会社ガスパル関東、株式会社ガスパル中部発足
- 2002年6月 株式会社ガスパル近畿、株式会社ガスパル中国、株式会社ガスパル九州の各社発足
- 同8月 日本電建株式会社の経営を国際興業株式会社から移譲し、新日本電建株式会社として営業を開始。
- 2003年3月 上海ガーデンプラザ・グランドオープン
- 同4月 本社を東京都港区港南の品川イーストワンタワーに移転する
- 同7月 新日本電建の社名を大東住託株式会社に変更する。
- 2004年1月 ハウスコム株式会社と関西ハウスコム株式会社を統合
- 同4月 大東建設株式会社が大東住託株式会社と合併。
- 同8月 賃貸住宅の仲介ブランド「いい部屋ネット」スタート
- 同10月 マレーシアにホテル「ル・メリディアン・クアラルンプール」開設
- 同12月 株式会社ガスパル東北設立
- 2005年5月 障害者雇用の促進を目指した大東コーポレートサービス株式会社設立。
- 同7月 全国各地のLPガス事業会社・ガスパルグループを合併・経営統合し新会社・株式会社ガスパル設立。