太宰治賞
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太宰治賞(だざいおさむしょう)は、三鷹市と筑摩書房が共同で主催する公募新人文学賞である。 第1回から第14回までは筑摩書房のみで行っていたが業績悪化に伴い休止、太宰治没50年の1999年より現在の形となり、年1回発表されている。受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円(2004年現在)が授与される。 選考委員は高井有一・柴田翔・加藤典洋・小川洋子の4名。
目次 |
[編集] 入賞作品一覧
[編集] 筑摩書房単独主催時(第1回から第14回)の受賞作ほか
- 第1回(1965年) - 受賞作なし
候補作:熊田真記 「寒い夏 一九六二年の想い出に」、野淵敏 「神話」
候補作:加賀乙彦 「フランドルの冬」
- 第3回(1967年) - 一色次郎 「青幻記」
候補作:金井美恵子 「愛の生活」
- 第4回(1968年) - 三浦浩樹 「月の道化者」
- 第5回(1969年) - 秦恒平 「清経入水」
- 第6回(1970年) - 海堂昌之 「背後の時間」
- 第7回(1971年) - 三神真彦 「流刑地にて」
- 第8回(1972年) - 受賞作なし
- 第9回(1973年) - 宮尾登美子 「櫂」
- 第10回(1974年) - 朝海さち子 「谷間の生霊たち」
佳作:今村実 「ついの栖」
優秀作:田中水四門 「私的調書」
優秀作:山口泉 「夜よ 天使を受胎せよ」
優秀作:朝稲日出夫 「あしたのジョーは死んだのか」
[編集] 三鷹市・筑摩書房共同主催時(第15回から)の受賞作
- 第15回(1999年) - 冴桐由 - 「最後の歌を越えて」
- 第16回 (2000年) - 辻内智貴 「多輝子ちゃん」
- 第17回 (2001年) - 小島小陸 「一滴の嵐」
- 第18回 (2002年) - 小川内初枝 「緊縛」
- 第19回 (2003年) - 小林ゆり 「たゆたふ蝋燭」
- 第20回 (2004年) - 志賀泉 「指の音楽」
- 第21回 (2005年) - 川本晶子 「刺繍」、津村記久生 「マンイーター」
- 第22回 (2006年) - 栗林佐知 「峠の春は」