夫婦でドンピシャ!
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夫婦でドンピシャ!(ふうふでドンピシャ)は、朝日放送テレビで1976年4月から1982年10月に放送された視聴者参加のクイズ番組である。
同番組は元々1975年10月から1976年3月に「夫婦善哉」の後枠で全国放送された「三枝・アンヌの愛あいゲーム」が終了した後に、それをローカル枠に降格させた上での放送だった(広島ホームテレビ等一部ANN系列局でも放送された)。
目次 |
[編集] ルール
- その題名の示すとおり、毎回登場する夫婦(4組)が私生活に関する質問に答えて、それが夫婦同じ答えなら賞金を獲得できる。前半は妻がスタジオで回答し、夫は別室にいて司会者が呼び出すと解答席のモニターで顔だけ映る。途中に普通の三択クイズをはさみ、後半は夫がスタジオで妻が別室となる。
- 「愛あいゲーム」時代は3組の夫婦ペア(1組だけゲスト・ペア)だった(宮川大助・花子他が出場していた)。
- 最終問題終了後、その賞金を持ってパチンコゲームで賞金の倍増を狙う。パチンコ台には開閉する赤のチューリップが1カ所とオレンジのチューリップが2カ所、入口がすぼまったままの黒いチューリップが1カ所ある。夫婦で1球ずつパチンコを打って、2球とも赤または2球ともオレンジに入った場合は賞金が4倍になる。1球が赤、もう1球がオレンジの場合は賞金が2倍。1球が赤またはオレンジに入ってもう1球はどちらにも入らなかった場合、賞金はそのまま。しかし2球とも黒に入った場合、賞金は全額没収となる。2球とも黒は、番組の歴史で1度だけ発生し、実はハワイ旅行が与えられることが明かされた。
- 年に数回、小学生とその親が出場できる企画があり、その際には「親子でドンピシャ!」として放送した。基本ルールは通常放送と同じであった。
[編集] 司会者
[編集] 女性
海原小浜 開始から終了まで担当した。
[編集] 男性
初代:月亭可朝(開始~1980年3月)
- 不祥事を起こし急遽降板し、その際には乾浩明アナが代理を担当した。
- 海原小浜とのトリオ司会で終了まで担当した。
[編集] エピソード
1977年8月放送分(電飾がハートマークになる前の初代セット)で、近畿・東海地方で1972年から1982年にかけて7件の連続殺人事件を起こした容疑者(2000年11月に死刑執行)が、同年6月に名古屋市で麻雀店パート従業員を殺害した直後に出場し、賞金8万円と商品券10万円分を獲得したというエピソードがある。
1983年1月の逮捕時(この時すでに放送は終了していた)に、容疑者出演時のVTRがワイドショー等で放映され、衝撃を与えた。なお、解答席の妻の名前はモザイクで伏せられるなど、編集がされていた。また、司会を務めた海原小浜は容疑者について、「あの人の顔は人間の顔ではなかった。」とコメントしたという。
[編集] 関連番組
[編集] 番組の移り変わり
ABCテレビ 土曜12時台 | ||
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