密告ネット
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密告ネット(チクリネット)とは、2005年4月12日にフジテレビの『世にも奇妙な物語 春の特別編』で放送されたテレビドラマ。主演は鈴木杏。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
[編集] ストーリー
桃ヶ丘高校に通うあやは、秘密好きの女子高生だが、自分の知っている秘密を友達に教えても、古いと言われてしまう。自分が話題の中心にいられず、悩んでいると、「密告(チクリ)ネット」というサイトを発見する。そこには自分の通う高校の生徒の秘密も書き込まれており、そこに書き込まれている事を、翌日友達に披露すると先日までとは一変し自分が話題の中心に立ち始める。そのサイトは秘密を書き込むたびに、点数が加算されていく仕組みで、あやは点数を稼ぐことを快感に感じ始め、友達がしている浮気、いじめなどを次々にサイトに書き込んでいく。
[編集] 実際の「密告(チクリ)ネット」
「誰しも、人に知られたくない秘密がある。」とのメッセージ性が含まれており、それを暴露するかはモラルや信頼関係に委ねられる……との色合いもあった。だがそれを面白がって放送終了後、実際のネット上に本作のサイトを真似た「秘密(チクリ)ネット」が次々に開設された(殆どは「問題あり」と判断され強制閉鎖されたが、今現在も数十件は存在する)。
[編集] 「中傷、悪口」サイトへ
実際のサイトは途中から「中傷、悪口サイト」になっていたのは明確である。最もな理由として、
- ドラマの様に学校を検索出来ない。
- 点数制のサイトもあるが、ドラマの様に点数が0になっても何も起らない。
- 知っている人の秘密ではないので、面白みに欠ける。
- 投稿者同士、共通点が無い為盛り上がらない。
などの現実性が、投稿者を「中傷、悪口」に向かわせたと思われる。
[編集] スタッフ
- 脚本:佐藤久美子
- 監督・演出:都築淳一