山崎隆之
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山崎 隆之(やまさき たかゆき、1981年2月14日 - )は、日本の将棋棋士。棋士番号227。広島県広島市出身。森信雄門下。
本名の「崎」はいわゆる「たつさき」(山偏に竒)であるが、一部の日本語環境で表示できないなどの理由から、2006年度より日本将棋連盟による正式表記が「山崎」に統一された。本項でも「山崎」を用いる。
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[編集] 人物
- 渡辺明とはライバルであり、東の渡辺、西の山崎と言われる(東の魔王、西の王子とも)。工夫を凝らした独自の序盤戦術と、中終盤にかけての才気溢れる指し回しで期待を集める若手棋士である。
- 村山聖は兄弟子にあたり、村山のあだ名「肉丸」に呼応して「ちん丸」というあだ名を持つ。
- 2000年、新人王戦で優勝(当時19歳)。この棋戦を10代で優勝したのは、森内俊之、羽生善治に次ぎ3人目。
- その可愛らしい容姿からジャニーズ系と言われているが、そんなに容姿は良くないのではないかという声も多々ある。(単に童顔なのではあるまいか、との声が最多。)
- 2005年、NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝で羽生善治を破り優勝、引き続き朝日オープン将棋選手権で羽生善治に挑戦するも3連敗で敗退。
- 2005年度の第64期順位戦C級1組で10戦全勝(渡辺明にも勝利)とし、渡辺明とともにB級2組昇級を決める。
- 自分を律するのが苦手であると告白しており、谷川浩司から公の場で冗談交じりに説教されたことがある。
- 女流棋士の矢内理絵子に好意を抱いているのではないか、と言われている。矢内とは第64期名人戦第1局で解説と聞き手のコンビとなったが、解説で「断言してしまって大丈夫ですか?」という矢内の振りに対して「これで当たらなかったら・・・矢内さんを諦めます」と言ってしまう。
[編集] 昇段履歴
[編集] 主な成績
(2006年4月1日現在)
- 竜王戦 - 3組
- 順位戦 - B級2組
[編集] 一般棋戦の優勝歴
(2006年3月10日現在)
- NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回(第54回)
- 新人王戦 2回(第31回・35回)
- 早指し新鋭戦 1回(第21回)
合計4回
[編集] 将棋大賞
- 第28回(2000年度) 新人賞
- 第30回(2002年度) 勝率第一位賞・連勝賞
- 第31回(2003年度) 連勝賞
- 第32回(2004年度) 敢闘賞
[編集] 関連項目
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