嶺上開花
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嶺上開花(リンシャンカイホウ)は、麻雀において槓を行い、不足した牌を補充するため嶺上牌を引いた際に、引牌が自らのあがり牌であった場合に与えられる役である。1飜役。
形式的には自摸あがりの一種であり、門前の場合には嶺上開花の1飜とは別に門前清自摸和の1飜を加算し、符の計算においても自摸あがりとしての2符を加算する。しかし、嶺上牌を引くのは自摸ではないとして、門前清自摸和の成立を認めないルールもある。
点数の授受も、通常の自摸あがりと同様に行う。ただし、他家の捨牌を取って手の内の暗刻を大明槓し、その時嶺上から引いた牌であがった場合は包(責任払い)として扱う場合もある。
嶺上開花で引いた牌が五筒の時、それであがれば「五筒開花」として役満扱いする古役が存在したが、現在はローカルルール。
嶺上牌であがらず、捨てた時にロンされた場合、槓振り(かんぶり)と呼ばれる役が発生することがある。嶺上ロンとも呼ばれる。ローカルルールであり、採用されることは少ない。
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