槍槓
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槍槓(チャンカン)とは麻雀における役のひとつ。他家が小明槓(加槓)した際、その牌が自らの和了牌であった場合には和了を宣言することが可能であり、このとき槍槓という役が成立する。1飜役。他家が捨てた牌ではないが、ロン和了として扱われる。正字は搶槓だが、現在は槍の字の方が一般的。
特殊な状況で成立するため、1飜役の中でも見ることは少ない。
槍槓をされた場合、槓は成立しないため、槓ドラは発生せず、一発も消されない。
暗槓の場合は槍槓は不可能であり、他家による和了は成立しないが、国士無双の聴牌だった場合に限り特別に和了が可能とされているルールがある。これはリーチ者が自分の聴牌形を崩して(または変えて)でも国士無双への放銃を回避しようと不正な暗槓を行う可能性があることを考慮したものである。
かつて、二索の槍槓を和了ることを、二索の絵柄を槍に見立てて「二索槍槓」として役満扱いする古役が存在したが、現在はローカルルールとなっている。
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