平和の森公園 (中野区)
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平和の森公園(へいわのもりこうえん)は、中野区新井にある中野区立の公園である。同名の公園を全国の複数の自治体に確認できるが、特につながりはない。
元々当地は中野刑務所であったが、住宅化の流れや環境などから、廃所され、1983年に公園として開園した。現在も未整備の箇所があり、完成はしていない。
敷地内には芝生の広場や野球広場などの他、当地で発掘された弥生時代の竪穴式住居が復元されていたり、平和について考える平和資料展示室などがある。また、元刑務所の敷地内には当公園のほか、下水処理施設や 法務省矯正研修所東京支所が隣接してある。
[編集] 歴史
- 1910年 - 市谷にあった刑務所が豊多摩刑務所(後に中野刑務所)として当地に転移。主に治安維持法に抵触した政治犯や思想犯の収容所であった(公園内に平和資料展示室が付設されているのはこのため)。
- 1975年 - 廃庁が決定。
- 1985年10月1日 - 跡地に平和の森公園として部分開園。
- 1995年 - 下水道処理施設が完成。
敷地面積 54,658.99㎡(2005年5月現在)
[編集] 主な施設
- 野球広場
- 平和資料展示室
- 弥生時代の竪穴式住居(近年に復元したもの)
- 芝生広場
(以下隣接施設)
- 法務省矯正研修所東京支所
- 中野処理場
なお、法務省矯正研修所東京支所内に旧刑務所の正門が保存されている以外(見学は要予約)、刑務所の跡地を思わせれるものは取り壊され、現在はない。
[編集] アクセスなど
- 無料。ただし、野球広場の利用に関しては、事前に公園管理事務所に問い合わせが必要。