広島電鉄800形電車 (2代)

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広島電鉄800形電車（ひろしまでんてつ800かたでんしゃ）とは、1983年に登場した広島電鉄の路面電車である。初代800形については広島電鉄800形電車 (初代)を確認。

801　2005年11月13日撮影

江波車庫所属 804　2004年8月18日撮影

広島市民球場付近 810

千田車庫所属 812　広島駅電停

江波車庫所属 814　2004年6月撮影

[編集] 概要

700形に次いで登場した路面電車である。全てで14両製造された。駆動系は電機子チョッパ制御になった。製造期間が1983年から1997年の長期にわたったため、当時の連接車のデザインを取り入れ、変化している。現在、700形とともに、市内線の主力車両として白島線を除く市内線全線で活躍している。

[編集] 801～802

1983年に2両が製造された。デザイン的には3700形のようなデザインである。この2編成のみ700形の色分けに似ている（側面の上部にラインがある点が異なる）。また運転台周りも異なり、速度計が60km/hタイプになっている（他の800形は速度計が80km/hタイプ）。そして800型に後付の速度制御装置はこの2編成のみ設置されていない。

[編集] 803～804

1987年に2両が製造された。デザイン的には3800形前期型の影響を受けている。

[編集] 805～808

1990年に4両が製造された。デザイン的には3800形後期型の影響を受けているが、ワイパーは3900形と同様のものが使用されている。

[編集] 809～812

1992年に4両が製造された。デザイン的には805～808とほぼ変わらないが、前面方向幕下にあった横桟が廃止され、フロントガラスが完全な1枚構造になっている。

[編集] 813～814

1997年に2両製造された。デザイン的には3900形の影響を受けている。運転台周りが多少更新された。

[編集] 主要諸元

[編集] 801～802

製造初年：1983年
全長：13500mm
全幅：2450mm
全高：3820mm
自重：21.00t
車体構造：全金属製
定員（着席）：91（37）人
出力・駆動方式：60kw×2、WN式

[編集] 803～804

製造初年：1987年
全長：13680mm
全幅：2450mm
全高：3820mm
自重：21.30t
車体構造：全金属製
定員（着席）：69（37）人
出力・駆動方式：60kw×2、WN式

[編集] 805～808

製造初年：1990年
それ以外の項目は、803～806と同じ。

[編集] 809～812

製造初年：1992年
それ以外の項目は、803～806と同じ。

[編集] 813～814

製造初年：1997年
それ以外の項目は、803～806と同じ。

[編集] 各車状況

特記が無い場合を除き、2007年 2月現在の状態を示す。

801：1983年11月竣工：千田車庫所属
- 標準色、エクスプレス予約・東海道・山陽新幹線（帯広告電車）
- 2006年4月から5月末まで「ズーミン号」（日本テレビ系ズームイン!!SUPERのマスコットキャラクター）、部分広告車だった
802：1983年11月竣工：千田車庫所属
- 標準色、「モシカ（広島県警などが考案した鹿のキャラクター）」のラッピング電車（部分広告車）
- 2003年8月頃はCATS（劇団四季）のラッピング電車（全面広告電車）
803：1987年3月竣工：江波車庫所属
- 標準色
804：1987年3月竣工：江波車庫所属
- JAF、ラッピング電車（全面広告電車）
805：1990年9月竣工：江波車庫所属
- 標準色
806：1990年9月竣工：江波車庫所属
- 標準色
807：1990年9月竣工：江波車庫所属
- 標準色
808：1990年9月竣工：江波車庫所属
- 積和不動産中国、ラッピング電車（全面広告電車）
809：1992年4月竣工：江波車庫所属
- AIGエジソン生命、ラッピング電車（全面広告電車）
810：1992年3月竣工：千田車庫所属
- 標準色（側面帯が他車と比べ幅広）
811：1992年6月竣工：千田車庫所属
- 標準色
812：1992年6月竣工：千田車庫所属
- 標準色
813：1997年2月竣工：千田車庫所属
- 標準色
814：1997年2月竣工：江波車庫所属
- 標準色