心の壁、愛の橋
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心の壁、愛の橋 | ||
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ジョン・レノン の アルバム | ||
リリース | 1974年 10月4日 | |
録音 | 1974年 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 46:02 | |
レーベル | Apple / EMI | |
プロデュース | ジョン・レノン | |
レビュー | ||
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ジョン・レノン 年表 | ||
マインド・ゲームス (1973年) |
心の壁、愛の橋 (1974年) |
ロックン・ロール (1975年) |
心の壁、愛の橋(Walls And Bridges)は、1974年9月26日にアメリカで発表されたジョン・レノンのアルバム。イギリスでは同年10月4日に発売。全米1位・全英8位を記録。
オノ・ヨーコとの別居生活、いわゆる「失われた週末」の時期に制作されたアルバムで、全体的にジョンの内省的な曲が並んでいる。そういう意味では、『ジョンの魂』(1970年)以来のパーソナルな作品と言える。それまでのような政治色の濃いメッセージもほとんど見られない。
自身を取り巻く様々な問題に疲れきっていたジョンは、お互いを見つめ直すという意味もあって、ヨーコに別れを告げられる。その後しばらくは気ままな生活を楽しんでいたジョンだったが、やがて不摂生な生活とヨーコの居ない寂しさから、真剣に音楽活動に復帰する。
精神的には落ち込んでいた時期のアルバムだが、音楽的には非常に充実している。脇を固めるサポート・メンバーも豪華な面々で、高い完成度を誇っている。そして、何と言ってもエルトン・ジョンと競演した「真夜中を突っ走れ」は有名である。この曲はジョンにとって初の全米No.1シングルとなった。また、「この曲が1位になったら、エルトンのコンサートにゲスト参加する」と約束していたジョンは、1974年の11月28日、マジソン・スクエアのエルトンのコンサートに飛び入り参加。その日、偶然にも客席に来ていたヨーコとの復縁のきっかけとなった。
[編集] 収録曲
- 愛を生き抜こう Going Down On Love
- 真夜中を突っ走れ Whatever Gets You Thru The Night
- 枯れた道 Old Dirty Road
- ホワット・ユー・ガット What You Got
- 果てしなき愛(ブレッス・ユー) Bless You
- 心のしとねは何処 Scared
- 夢の夢 #9 Dream
- 予期せぬ驚き Surprise, Surprise(Sweet Bird Of Paradox)
- 鋼のように、ガラスの如く Steel And Glass
- ビーフ・ジャーキー Beef Jerkey
- 愛の不毛 Nobody Loves You(When You're Down And Out)
- ヤ・ヤ Ya Ya