日本学術振興会
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日本学術振興会(にほんがくじゅつしんこうかい、Japan Society for the Promotion of Science)は文部科学省所管の独立行政法人。学術研究の助成、研究者の養成のための資金の支給、学術に関する国際交流の促進、学術の応用に関する研究等を行うことにより、学術の振興を図ることを目的とする(独立行政法人日本学術振興会法3条)。日本学術会議と緊密な連絡を図るものとされている(16条)。
特別研究員制度(博士後期課程在籍の学生に対するDC、ポスドクを対象としたPD、SPD、海外の研究機関に2年間派遣する海外PDがある)等による研究者の養成等を行っている。また科学研究費補助金による研究助成や、21世紀COEプログラム関して委員会を設置しこのプログラムによる補助金に関し大学評価・学位授与機構、日本私立学校振興・共済事業団及び大学基準協会の協力を得て審査・評価を行っている。
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[編集] 沿革
1932年 財団法人日本学術振興会設立認可
1967年 特殊法人日本学術振興会設立
2002年 21世紀COEプログラム開始
2003年 独立行政法人日本学術振興会設立
2004年 日本学術振興会賞創設
[編集] 事業(15条)
- 学術の研究に関し、必要な助成を行うこと。
- 優秀な学術の研究者を養成するため、研究者に研究を奨励するための資金を支給すること。
- 海外への研究者の派遣、外国人研究者の受入れその他学術に関する国際交流を促進するための業務を行うこと。
- 学術の応用に関する研究を行い、その成果を普及し、及びその活用を促進すること。
- 学術の応用に関する研究に関し、学界と産業界との協力を促進するために必要な援助を行うこと。
- 学術の振興のための方策に関する調査及び研究を行い、その成果を普及し、及びその活用を促進すること。
- 学術の振興のために国が行う助成に必要な審査及び評価を行うこと。
- 以上の業務に附帯する業務を行うこと。