明智健悟
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明智 健吾（あけち けんご）は、原作：天樹征丸、金成陽三郎、作画：さとうふみやによる漫画作品及びそれを原作とするアニメ、テレビドラマ『金田一少年の事件簿』に登場する架空の人物。アニメでの声優及びテレビドラマでの俳優については配役を参照。
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[編集] プロフィール
[編集] 人物
金田一一からは時に「イヤミ警視」や「イヤミな男の代名詞」と呼ばれ、部下である剣持からは影で「イヤミ野郎」と言われるほどにイヤミな性格である（「天草財宝伝説殺人事件」では一が現地の警察に協力を取り付けるために連絡を取った際、現地の刑事にイヤミを言い続けて真っ白にしてしまった）が、一も認めるほど頭脳は優秀であり、スポーツ（フェンシング、テニス、スキー、乗馬）や芸術（バイオリン）、ゲーム（ポーカー、チェス等）、パソコン（プログラミングやハッキング）、語学（英語・フランス語・ドイツ語・広東語）でも高い能力を誇る。更には容姿端麗であり、一見すると欠点がないように見えるが、趣味思考があまりに一般人とかけ離れているため、ある種の「変人」であるともいえる。事実、「警視庁捜査一課きっての切れ者」と称されながらも同時に「警視庁捜査一課きっての変わり者」とも呼ばれている。一とはライバルであるが、お互いの推理力に関しては認め合っている様子。東京大学法学部ストレート卒で、キャリア組。警視総監賞の最年少受賞者でもある。ロサンゼルス市警に勤務していた経験もある。「金田一少年の決死行」では胸を刺され重体となったが、一命をとりとめその後は通常の職務に復帰している。2006年「獄門塾殺人事件」では、学生時代に予備校講師のアルバイトで「受験の神様」と呼び習わされるほど多数の学生を東大に合格させた経験から、超難解な合宿塾で講師をやってのける。
初登場の「雪夜叉伝説殺人事件」では致命的な推理ミスを犯してしまったが、それ以降の登場時は基本的に推理ミスを犯す事は少ない（一しか理解出来ない会話を繰り広げて周りを置いてきぼりにした事もある）。あまり表へ出て推理を披露するのは好きではないのか、一が推理を披露する際は裏方でフォローしている事が多い（明智が主役の番外編では当然彼が推理を披露している）。
両親は共に元警察官で、叩き上げタイプの刑事であった亡き父親は「三億円事件」（ドラマ版及びアニメ版では「四億円事件」と変更）の犯人を追い続けていたが、無念の時効となった。
クイズ本では少年時代に金田一耕助と邂逅した事が示唆されている（が、公式設定かどうかは不明）。尚、本人が明智小五郎の子孫という設定はない。
コンタクトレンズを入れるのが苦手である為、メガネを掛けている（視力は右0.3、左0.4）。愛車はベンツ。意外にも、自分の有給休暇の日を忘れて出勤したり、遅刻の常習犯という少し天然気味な一面もある（遅刻の原因が「毎朝コンタクトレンズに挑戦しているものの、失敗しているから」という情けない理由の為、上司にも言い出せないでいる）。その為、短編集などではトイレで着替えをしたり、英字の新聞に混じって恐怖新聞を読んでたりと度々ギャグキャラ的な扱いをされる事も。また、自宅では優雅な食事（もちろん自炊）をとっているようだが、作中、金田一家で朝食を食べさせてもらったり（その後、明智は一の母親をかなりべた褒めしている）、何故か屋台のおでん屋に姿を現した事がある。その為子供の頃は厳格ながらも割と普通の家庭環境で育ったと思われる。余談だが、持っているポケベルは一が持っているものと同一機種である。
一とは違う形で高遠遙一との間に因縁を持っており、彼に利用される人間を救う事を誓っている。
イヤミと言われる事も多いが、父親が解決できなかった三億円事件を追っていたり、友人である近宮玲子の死に疑問を持ち、独自に捜査していたり、自殺した都築哲雄の意志を尊重して臓器移植のために警察のヘリを使う事を提案したり、氏家貴之が高遠に利用された挙句殺害された事で自らの無力さに怒りを覚えたりと決して冷たい人間ではない。また、剣持の事もある意味認めているようである。
休暇中に日曜音楽のコンサートやフェンシング大会等を観覧しに行った際には何故か一と遭遇する事が多い。また、その場合誰も頼んでいないのに傍から見れば自慢話を大量に含んでいる自身の過去話（その話中では絶対に殺人事件が起きる）を語り始めることがしばしば（本人は毎回「ただ事実を話しているだけです」と言い張っている）。その話中に一が文句を言い始める事もしばしばだが、美雪と彼は完全に無視して話を続ける。
口癖は「ロスでは～」らしいが、作中は殆ど言っていない。
[編集] ドラマ版キャストの批判
原作版では短編集が出されたりファンも多い明智だが、池内万作が明智役を演じたドラマ版では登場が遅く出番が大幅に削られており、ただのイヤミな刑事にされファンからは「キャスティングミスではないか」と批判が多い。そのため前述の「四億円事件」関連の設定もドラマでは剣持がその役になったり、「金田一少年の殺人」で拳銃を発砲したのも剣持になった。一部のファンからは「ぴったりの俳優を選ぶのは難しいのではないか?」とも言われている。その為、松本潤版の第3期シリーズには一切出演していない（この際の「魔術列車殺人事件」の近宮玲子の事件を追いかけていたのも剣持ということになっている）。
[編集] 配役
[編集] 関連項目
| 金田一少年の事件簿 | |
|---|---|
| シリーズ: | コミック - ドラマ - アニメ |
| 登場人物: | 金田一一 - 七瀬美雪 - 明智健悟 |
| 関連項目: | 天樹征丸 - 金成陽三郎 - さとうふみや - 探偵学園Q |
