春初めてのカッコウの声を聴いて
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《春はじめてのカッコウを聞いて》(はるはじめてのかっこうをきいて、英語:On Hearing the First Cuckoo in Spring)は、フレデリック・ディーリアスが1912年に作曲した音詩。《川面の夏の夜》(Summer Night on the River)とともに《小オーケストラのための2つの小品》(Two Pieces for Small Orchestra)を構成している。
世界初演は1913年10月2日にライプツィヒで行われた。イギリス初演は1914年1月20日にウィレム・メンゲルベルク指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による。
弦楽器を伴奏に、クラリネットによるカッコウの声とオーボエの断片的な旋律を含んだ序奏で始まる。やがて、序奏のカッコウの声から派生した旋律が弦楽パートに現れる。第1ヴァイオリンに委ねられた第2主題は、グリーグも用いたノルウェー民謡『オーラの谷にて』から採られている。クラリネットがカッコウの声とともに戻って来て、やがて牧歌的な基調のまま締め括りを迎える。