時空の旅人
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『時空の旅人』(ときのたびびと)は、1986年12月20日に公開された日本のアニメーション映画である。『火の鳥 鳳凰編』と同時放映された。
原作は眉村卓作の小説『とらえられたスクールバス』。アニメーション映画の公開に合わせ、映画と同タイトルに改題されて角川文庫で発行された。
2007年3月より実写版の撮影が開始される。
目次 |
[編集] スタッフ
- 製作:角川映画
- 配給:東宝
- プロデューサー:りんたろう、丸山正雄、岩瀬安輝
- 脚本:大和屋竺、真崎守、竹内啓雄
- 作画監督:野田卓雄
- 監督:真崎守
- 主題歌:『時空の旅人』(作詞・作曲・歌:竹内まりや)
- 音楽監督:国吉良一
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
女子高生である哲子は、カメラマンである兄の撮影につき合うためにロケ用のマイクロバスに乗っていた。しかし、兄が車を離れた隙に謎の少年が運転席に駆け込み、持ち込んだ機械をバスに取り付けてスイッチを入れてしまう。偶然その場にい合わせた哲子と、哲子の同級生である真一や信夫、教師の北とその少年とともに、バスは1945年の東京大空襲の現場にタイムトリップしてしまう。
[編集] 登場人物・声の出演
- 早坂哲子(声優:村田博美)
- アギノ・ジロ(声優:戸田恵子)
- 長谷川真一(声優:岩田光央)
- 山崎信夫(声優:熊谷誠二)
- 北勉(声優:青野武)
- セドウド・ジン(声優:津嘉山正種)
- クタジマ・トシト(声優:井上真樹夫)
[編集] コンピュータゲーム
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
発売元 | コトブキシステム |
人数 | 1人 |
メディア | 1Mbitロムカセット |
発売日 | 1986年12月26日 |
価格 | 4900円(税抜) |
1986年に本作をベースとしてコトブキシステムより、ファミリーコンピュータ用コンピュータゲームが発売されている。
[編集] 概要
映画の登場人物であるクタジマ・トシトが、彼の時代である人類による核戦争という未来を案じ、人類の歴史を平和なものに変えるべく過去へタイムトリップし、歴史変革を目指すアドベンチャーゲーム。
映画での設定はほとんど受け継がれておらず、オリジナルの世界観を持つ。
織田信長や豊臣秀吉といった歴史上の人物の質問に「はい」と「いいえ」の選択肢のみで答えてゲームを進めていくが、回答を誤ると即斬殺もしくは銃殺されゲームオーバーにされてしまうという厳しいシステムである。 マルチエンディングであり、ゲームの進め方により「金の支配する歴史」「力の支配する歴史」など5つのエピソードに沿ったエンディングがある。また、一定の条件を満たすと真のエンディングに到達できる。