村上氏
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村上氏(むらかみし)とは
- 信州村上氏。清和源氏頼信流(河内源氏)の流れを汲む信濃の国人領主。鎌倉時代から信濃村上郷を支配していた名門大名であり、信濃国内では有力な大名で、南北朝時代より室町幕府から任命された正式な信濃の守護大名・小笠原氏と何度も戦って独立を保った。戦国期に出た猛将・村上義清の時代には佐久、小県、更級、埴科、高井、水内にまで勢力を広げ、さらに侵攻してきた武田信玄を二度も追い返すなどして最盛期を築いたが、1553年、武田信玄の侵攻の前に遂に敗れ、越後の上杉謙信を頼り、子の国清とともにそのまま、仕えたといわれている。また、村上氏族のうち一部は、下総や上野等の周辺の国々に飛散したといわれる。
- 村上水軍。清和源氏の流れを汲むと称する瀬戸内海の豪族。水軍を率いた。
[編集] 村上氏の後裔となる氏族
高梨氏、平地氏、滝沢氏、東条氏、室賀氏、雨宮氏、清野氏、安川氏、上条氏、下条氏 、飯田氏、福沢氏、島本氏、福沢氏、出浦氏、小野沢氏、力石氏、山田氏、平屋氏、今里氏 、小野氏、岡田氏、古池氏、三川氏、牧島氏、吉田氏、安藤氏、上野氏、西川氏、林氏、栗田氏、千田氏、山浦氏、吾妻氏