東京プリンセス賞
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東京プリンセス賞は南関東牝馬クラシックの第二冠目として、大井競馬場ダート1800m外回りで行われる南関東SI競走であり、上位2頭には関東オークスへの優先出生権が与えられる。。第1回目は1987年7月12日に行われ、第16、17回目は1790mで行われた。大井競馬場の中でも「荒れる重賞」として知られる。
南関東のクラシックは牡馬は羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーと全ての競走が大井競馬場で行われるのに対して、牝馬は桜花賞は浦和競馬場、本競走は大井競馬場、関東オークスは川崎競馬場と、全ての競走の開催地が異なるため三冠達成は難しいとされてきたが、2006年に本競走を勝ったチャームアスリープが史上初の三冠を達成した。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行年月日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1987年7月12日 | ダイタクジーニアス | 牝4 | 川崎 | 1:56.8 | 佐々木竹見 | 鳥飼春弥 |
第2回 | 1988年7月6日 | イシノラッキー | 牝4 | 愛知 | 1:56.5 | 尾形秋徳 | 泉孝 |
第3回 | 1989年7月5日 | フジノダンサー | 牝4 | 船橋 | 1:58.5 | 石崎隆之 | 須永和良 |
第4回 | 1990年7月5日 | ビックワンショット | 牝4 | 大井 | 1:58.5 | 佐藤賢二 | 久保與造 |
第5回 | 1991年7月8日 | ケイワンハート | 牝4 | 岩手 | 1:54.3 | 早田秀治 | 中村健二 |
第6回 | 1992年7月6日 | チャームダンサー | 牝4 | 佐賀 | 1:55.6 | 石崎隆之 | 後藤稔 |
第7回 | 1993年7月1日 | アコニットローマン | 牝4 | 大井 | 1:55.3 | 高橋三郎 | 小筆昌 |
第8回 | 1994年7月12日 | ケーエフネプチュン | 牝4 | 船橋 | 1:55.4 | 矢内博 | 凾館政一 |
第9回 | 1995年7月11日 | ヘイワンリーフ | 牝4 | 川崎 | 1:55.6 | 桑島孝春 | 伊藤利義 |
第10回 | 1996年7月11日 | スギヤマワッスル | 牝4 | 船橋 | 1:55.3 | 湯浅淳一 | 中井利一 |
第11回 | 1997年6月6日 | ミスジュディ | 牝4 | 大井 | 1:53.5 | 桑島孝春 | 柏木一夫 |
第12回 | 1998年6月2日 | ホクトオーロラ | 牝4 | 船橋 | 1:55.0 | 石崎隆之 | 後藤稔 |
第13回 | 1999年6月8日 | デアヴィクティー | 牝4 | 大井 | 1:56.1 | 張田京 | 三坂盛雄 |
第14回 | 2000年6月6日 | アインアイン | 牝4 | 大井 | 1:55.1 | 市村誠 | 赤間清松 |
第15回 | 2001年6月6日 | ナミ | 牝3 | 大井 | 1:53.7 | 的場文男 | 蛯名末五郎 |
第16回 | 2002年6月18日 | サルサクイーン | 牝3 | 川崎 | 1:52.6 | 的場文男 | 内田勝義 |
第17回 | 2003年5月15日 | ディーエスメイドン | 牝3 | 川崎 | 1:53.7 | 森下博 | 足立勝久 |
第18回 | 2004年5月21日 | ブルーロバリー | 牝3 | 川崎 | 1:55.5 | 今野忠成 | 足立勝久 |
第19回 | 2005年5月12日 | テンセイフジ | 牝3 | 川崎 | 1:55.5 | 石崎駿 | 八木正雄 |
第20回 | 2006年5月24日 | チャームアスリープ | 牝3 | 船橋 | 1:53:9 | 今野忠成 | 佐藤賢二 |
- 2002年
- 的場文男が騎手として初の連覇
- レースレコード更新
- 2004年
- 足立勝久が調教師として史上初の連覇
- 2006年
- 佐藤賢二が騎手として、また調教師として本競走を制覇