東京六大学ピアノ連盟
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東京六大学ピアノ連盟(とうきょうろくだいがくぴあのれんめい)とは、東京を所在地とした6つの大学のピアノ演奏学生サークル(団体)で構成される連盟。
目次 |
[編集] 経緯
大学に入学する年齢の学生であれば、幼少から習い事を続けてくる場合もあり、他人に聞かせる楽器演奏を行う水準に達するものもでてくる。学生同好会としての正確な起源は不明であるが、おおよそ家庭にピアノが普及した戦後の時期には何らかの雛型があったものといえる。
また一定の知識ある学生が目標や専門から外れた趣味・芸として選ぶに適当であり、入学卒業などの入れ替わりにかかわらず続いてきている。
[編集] 活動
会に所属する学生が年に数回ピアノの公開演奏を行うほかは、各自の親睦活動を適宜行っている。
[編集] 特徴
楽器演奏を専門としない学生が奏者となるので、音楽の解釈も拘束がなく多様である。もちろん音楽教育・楽理を専門とする奏者もいるがいずれが優先するということはなく、聴衆の好みに任せる結果になっている。
学際的な部分も多く、未だ技量不十分な面を差し引いてもなお余りある試みである。
中等教育と異なり、教員が運営を支援することはない。このため会員の役割も分担されており、演奏技量に長けるが会をまとめて演奏会を企画するのは不得手な者、あるいはその逆など単なる同好会以上の規模内容がある。
[編集] 現状
現役の在学生がほぼ中心となっており、卒業生・その他の活動は見られない。楽器演奏の能力が卒業後生かされない社会的な現状を反映しており、いわゆる「若弾き」・腕力重視の演奏が主な傾向である。一般的な理解を得るというよりは、会員相互が演奏技量の巧拙を見せあう場になっている。
しかし会員を出身大学に限らず広く募ることは自由参加の良さを残している。音楽大学在学者と専門外の奏者との楽譜解釈の違いなど、知識ある聴衆には研究対象としての価値がある。
[編集] 選曲
ピアノの演奏が唯一なので、当然ピアノ曲が選ばれるが、畑違いの学生ゆえの自由もありヴァイオリン曲などの編曲・自作自演などさまざまである。作曲家・作品について例示する。
- 平均律クラヴィーア曲集、バッハ編曲作品などバロック作品
- ベートーヴェンピアノソナタなど古典派作品
- ショパン・フランツ・リスト・シューマンなどロマン派作品
- ドビュッシー・フォーレなど近代作品
- ラフマニノフなど技量を見せる作品
- ラヴェル・カプースチンなどジャズに近い作品
通常は男子学生は派手な技巧を見せる作品、女子学生は可愛らしさを特徴とするものを選曲するが、傾向外の演奏も多くありこの点でも拘束が少ない。
[編集] 展開
楽器演奏は高歌放吟同様若い世代が好むものであり、青年期の持つ魅力は華々しいが、高齢でも不可能ということはない。むしろ青年期の演奏が、奏者の人間的成長にあわせて変化展開することが期待されている。
[編集] 加盟団体(五十音順)
- 慶應義塾ピアノ・ソサィエティー
- 上智大学ピアノの会
- 東京大学ピアノの会
- 明治大学ピアノの会 KLAVIER
- 立教大学PIANOの会
- 早稲田大学ピアノの会
[編集] 外部リンク
- 東京六大学ピアノ連盟 -公式サイト
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