東京文化会館
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東京文化会館 | |
所在地 | 東京都台東区上野公園5-45 |
完成 | 1961年 |
収容人員 | 2956人 |
客席数 | 大ホール(計2303席) 1階 1282席 2階 238席 3階 355席 4階 268席 5階 160 車椅子 14席
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設備 | 音楽資料室(4階)、レストラン、フラワーショップ等 |
用途 | クラシックコンサート |
運営団体 | 財団法人東京都歴史文化財団 |
アクセス | JR上野駅公園口より徒歩1分 |
外部リンク | www.t-bunka.jp |
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クラシック音楽 |
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作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
東京文化会館 (Tokyo Festival Hall) は、東京都台東区上野公園にあるホール。大ホール、小ホールのほか、リハーサル室、会議室、レストラン、音楽資料室を擁する。上野恩賜公園の一角に、1961年4月に開館した。東京都歴史文化財団が管理と運営を行う。建築家前川國男の代表作。1961年日本建築学会賞作品賞。本格的なクラシック音楽のホールとしては日本最初のものといえる。
1986年のサントリーホールを皮切りに最新の音響設計技術を用いたホールが開館されるにつれて東京文化会館は見劣りするようになってきたが、1999年に完了した改装により格段に音響が良くなり、これらのホールとも肩を並べるようになった。
東京都交響楽団が本拠地としているホールでもある。また、海外の有名歌劇場が来日したときは必ずと言っていいほど公演を行っている。
クラシック音楽の殿堂オペラの聖地として名高くポピュラー音楽がステージに上ることは無かったが、2006年2月22日から2月26日に小ホールで大友直人企画、木﨑徹プロデュースによる『Popular Week LIVE in 東京文化会館』が行われた。これは東京文化会館45年の歴史上初めてのポップスの自主興行であった。尾崎亜美が弦楽四重奏で数々のヒット曲を綴り、井上尭之は生ギター2本とヴァイオリンで「愚か者」等を歌った。フレッシュな魅力でエネルギーを発したのが「Saigenji」、更に小曽根真はピアノソロに挑戦し最終日は穐吉敏子とMondey満ちる初の親子デュオ。また、2006年3月3日・4日には大ホールで東京文化会館の45周年と加山雄三の芸能生活45周年を祝うガラ・コンサート (祝典) が行われた。 「加山雄三 with 大友直人 シンフォニック・ガラ・コンサート」で、千住明をはじめとする5人の編曲家によって加山サウンドをオーケストラサウンドに蘇らせた。プロデューサーで構成・演出をしたのは加山雄三の還暦の祝いに日本初のトリビュートアルバム「60 CANDLES」をプロデュースした木﨑徹。彼は東京文化会館の音楽監督である大友直人の古くからの友人であった為に革命的なコンサートが実現した。
[編集] 施設
- 大ホール
定員2,303名。クラシック音楽のコンサートやバレエ、オペラの専用ホールである。5階席まであるのが特徴。通常の状態から舞台前部を下げると、オーケストラピットとなる。 - 小ホール
定員653名の、比較的少人数のクラシック音楽演奏会に適したホール。客席は3方から舞台を取り囲む形となっている。かつては国際会議場としても利用できる設備であった。 - 音楽資料室
クラシック音楽や邦楽、民族音楽の資料を収集している専門図書館。中学生以上なら誰でも無料で閲覧・視聴できる。LP・CD64,000枚、映像2,500枚、楽譜32,000冊、図書25,000冊を所蔵している。設立以来の文化会館公演プログラム、雑誌のバックナンバーも閲覧可能。
[編集] 交通と所在地
- 上野駅公園口から徒歩約1分
- 北緯35度42分51秒東経139度46分31秒(世界測地系。日本測地系では北緯35度42分40秒東経139度46分43秒)。