松川 (富山市)
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[編集] 流域
富山市布瀬町付近から神通川から分かれ、富山県庁、富山県警察本部、富山県民会館、富山市役所などの側を通り、富山市東田地方町一丁目と今木町と桜橋通りの境界点でいたち川と合流する。
[編集] 歴史
かつての神通川は富山市中心部を蛇行して流れており、たびたび大雨で氾濫し、中心部の被害は甚大であった。明治時代の神通川の改修により神通川の本流が富山市中心部の西部をまっすぐに流れることになり、旧来の流れを岸辺に植えられていた松並木に因んで松川と呼んだ。現在では松に代わり桜が植えられている。そのせいか流域には桜橋通り、桜町、新桜町、桜木町といった桜のついた町名が多い。
[編集] 両岸の桜
両岸に植えられている桜(ソメイヨシノ)はヒートアイランド現象の影響で富山県の中でも最も早く開花し、富山地方気象台のソメイヨシノの標木になっている。桜のシーズンになるとライトアップもされ、花見客でいっぱいとなる。また、年間を通じて運行されている観光遊覧船も人気になる。
[編集] 流域の観光名所
- 川の両岸は松川べり彫刻公園として右岸12左岸16の県内の彫刻家が彫った彫刻が並ぶ。
- 富山城跡公園 富山城、長い滑り台や保存されている機関車がある。
- 富山市佐藤記念美術館
- 松川茶屋
- 県庁前公園 冬以外の季節には花に囲まれた時計が動き、噴水もある。
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