永田雅宜
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永田 雅宜(ながた まさよし、男性、1927年 - )は、日本人の数学者。愛知県出身。京都大学名誉教授。名古屋大学理学部卒。理学博士(京都大学)。
博士論文は"A treatise on the 14-th problem of Hilbert."
可換環論と代数幾何学の基礎付けにおいて大きな業績を残し、 不変式論を用いてヒルベルトの第14問題の反例を構成した。(つまり否定的に解決した。)他にも代数多様体のコンパクト化、ネーター環における業績がある。
ヒルベルト第14問題を否定的に解決した論文は僅か7ページだった。(らしい)
息子は京都大学数理解析研究所助手の永田雅嗣
サイエンスチャンネルにて、伝記番組を作成中である。 完成したようだが、視聴はできない。
[編集] 著作
- 『可換環論』 紀伊國屋書店
- 『可換体論』 裳華房
- 『代数学入門』(吉田憲一との共著) 培風館
- 『抽象代数幾何学』(宮西正宜、丸山正樹との共著) 共立出版
- 『集合論入門』 森北出版
- 『抽象代数への入門』 朝倉書店
[編集] 関連項目
- 向井茂
- アレクサンドル・グロタンディーク
- 永田の定理
- スキーム