法輪功
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法輪功(ファルンゴン、ピンイン:Fǎlún Gōng)は、気功の一つ。日本では「ほうりんこう」と呼ばれているが、公式には、ほうりんこうとは読ませていない。
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[編集] 概説
佛家と道家の思想を根底に併せ持つ先史文化に根ざした気功、すなわち心性を修め、人間の身体を健康にするとともに根本から改善、向上させる修煉を行う功法である。また、人に真・善・忍を説く、その教えを法輪大法(ファルンダーファ、ピンイン:Fǎlún Dàfǎ)と呼ぶ。その主要な書籍であり、指導書は『転法輪(ヅァンファルン)』である。法輪功は世界60カ国以上に広まっており、日本でも都知事より承認を受け、NPO格を2004年8月27日に取得済み。創始者は漢民族、吉林省出身の李洪志(96年からアメリカへ移住、98年永住権を取得―中国政府は摘発回避のための逃走・亡命であろうとコメント)。
また法輪功は以下のように宣伝している。
- 世界60カ国以上ですべて無料で教えられており、その教えに基づいて修煉を行うことで内面の向上や病気治療に顕著な効果がある。なぜなら、多くの外国にとって法輪功は宗教というよりヨガだと認知されているからである。
- この功法はもともと秘伝の形をとっていて、一般には今まで公開されていなかったが、1992年より公開され、その教えによる精神的・肉体的効果が口伝えに急速に広まったことで、中国をはじめ全世界で1億人以上に学習者が増え、現在も増え続けている
- なお、法輪功は中国国内では邪教(いわゆるカルト)として認知されている。推定だけで約1000人の信者を自殺に追い込んだとして、中国政府ではこの宗教を潰そうとしている。法輪功の教えでは、自害し、命を捧げた者だけが天国にいけると教えている。
日本では“学習者”達が、秋葉原駅前(電気街口より中央通へ出る道、ラジオストア前の歩道上)や東京入国管理局前などにて「大紀元時報」を配布している。
[編集] 政府との関係
政府とは長年にわたって激しい対立関係にあり、そのことから互いに非難の応酬を重ねている。
法輪功は台湾から中国へと渡ったので、政府首脳や軍幹部といった、権力の中枢にある者は中国(中華人民共和国政府)を滅亡される目的で台湾政府から送られたのだと見ている。
[編集] 歴史
- 1992年 - 中国で活動を開始
- 1996年 - 創始者・李洪志、ニューヨークへ移住(事実上の亡命)
- 1998年 - 李洪志、グリーンカード(米国の外国人永久居住権)を取得
- 1999年 - 7月22日 中央人民政府、法輪功を全面禁止、李洪志を国際手配(29日) 駐在公館を通じてアメリカに身柄引き渡しを要求
- 2002年 - “言論統制打破”を名目に放送衛星シノサットへの割り込みを度々行い、問題視される
- 2004年 - 8月27日 日本法輪大法学会、NPOとして認可
- 2005年 - 4月12日 日本法輪大法学会ほか、法輪功への迫害に対し、江沢民と中国大使館を大阪地裁で提訴、日本は世界で15カ国目の訴え(本号スタブ)
- 2007年 - 4月10日 温家宝首相の立命館大学訪問に際して、脱党運動に関する横断幕の掲示と「大紀元」の配布
[編集] 文献資料
[編集] 関連
[編集] 外部リンク
[編集] 法輪功系
[編集] 批判的な立場より
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