浅草キッドのオールナイトニッポン
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浅草キッドのオールナイトニッポン(あさくさ - )は、ニッポン放送の深夜放送、オールナイトニッポンの月曜2部(毎週月曜日深夜27:00~29:00)で、浅草キッドがパーソナリティを担当していたラジオ番組。
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[編集] 概要
放送期間は1991年10月7日から1992年3月30日まで。マニアックな芸人、プロレス、風俗やその他内輪の話など、いかにも彼らのキャラクターらしい放送が展開された。いくつかコーナーがあったものの、フリートークの時間も長いことが多かった。
普通オールナイトニッポン2部ではエンディングテーマが「ビタースウィートサンバ」なのだが、この番組では1部と同じくオープニングに「ビタースウィートサンバ」であり、エンディングには、アントニオ古賀「クスリ・ルンバ」など、番組独自で選んだ曲が流れていた。
番組中のフィラー音楽には、アントニオ猪木の「イノキ・ボンバイエ」などプロレスラーの入場テーマ曲、プロレス関係の曲が多かった。
主に番組の構成を務めていたのは、「ビートたけしのオールナイトニッポン」のハガキ職人出身の放送作家、ベン村さ来と高田文夫事務所の松田健次。
[編集] 主なコーナー
[編集] 世紀末の三波伸介 びっくりしたなぁ~もう
リスナー、ハガキ職人たちが時事、スキャンダルの話題などを拾ってネタを作り投稿するコーナー。このコーナーは本番組終了後も「浅草キッドの土曜メキ突撃!ちんちん電車!」「浅草キッドの奇跡を呼ぶラジオ」に引き継がれ(この時には単に「びっくりしたなぁ~もう」コーナーという名になっている)、更に現在「アサヒ芸能」で連載中のコーナー「週刊アサヒ芸能人」に継がれている。このコーナーのノリはこの「週刊アサヒ芸能人」とほとんど同じ。
[編集] 芸能界噂の人名事典
[編集] よくばりカレンダー
「1月・2月」「3月・4月」・・・といった、主に2ヶ月単位で、有名人の面白おかしいカレンダー案のネタを投稿するコーナー。このコーナーも「土曜メキ突撃!ちんちん電車!」のコーナーに引き継がれていた。
[編集] 右手バカ一代
タイトルこそ「空手バカ一代」のパロディ(コーナーテーマ曲も空手バカ一代の主題歌)だが、内容は変わったオナニーの方法を投稿するもの。
[編集] ラジオブックメーカー
当時フジテレビの深夜に放送されていた「TVブックメーカー」のパロディ的コーナーだが、賭けの対象は内輪的な話題が多かった。
[編集] 燃えろ!紙のプロレス
「びっくりしたなぁ~もう」のプロレスネタ限定版的なコーナー。ノリは「びっくりしたなぁ~もう」とほぼ同じ。
[編集] キング・オブ・コメディ
まだ無名に近い、マニアックな芸人のネタを紹介するコーナー。
[編集] 林家ブー
この番組を騒がせた“謎の芸人”が彼、林家ブー。浅草キッドの2人を憎んでいるというキャラクターで、いきなり電話をかけては番組に“乱入”したり、あらかじめ放送する予定だった曲のオンエアを遮って“電波ジャック”したりと、この番組を翻弄し、盛り上げていた。語尾に「~なのよ」「~ですか」が付き、林家ペーと同じ様な口調なのだが、声はペーよりも低め。「元祖林家ブー伝説」という持ち歌もあるということなのだが、筋肉少女帯の「元祖高木ブー伝説」のカラオケに合わせて歌っただけのもので、本人いわく「コレ私のオリジナルなのよ」「向こうが真似しただけよ」。 この曲のA面は「ペー面」、B面は「ブー面」と言われているとの事。スポーツニッポンにも「林家ブーは誰でしょう」という見出しの記事が載ったこともあり、「デーモン小暮をオカマ声にしたような感じ」と書かれていた。この時は結局正体が明かされることのないまま番組は終了したが、のちに「ラジオビバリー昼ズ」において、高田文夫が正体を明かしたことが有ったらしい。
[編集] 主なジングルのパターン
- 「さくらももこの尻拭い、浅草キッドのオールナイトニッポン」
- 「寝たきり老人も起き上がる、浅草キッドのオールナイトニッポン」
- 「林家ブーも手なづける、浅草キッドのオールナイトニッポン」
- 「キマラ・ワン、ツーも聴いている、浅草キッドのオールナイトニッポン」
- 「キッド、キッド、キドキドキッド、あーさーくーさーキッドーのオールナイトニッポン」(麻原彰晃マーチの替え歌)
月曜2部 | ||
前担当: SHO(BY-SEXUAL) |
浅草キッドのオールナイトニッポン 月曜 27:00 - 29:00 浅草キッド |
次担当: 月替わりパーソナリティ(4月:石川よしひろ) |