さくらももこ
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さくら ももこ(本名:三浦 美紀(みうら みき)、女性、1965年5月8日 - )は、静岡県清水市(現静岡市清水区)出身の漫画家。また、自身の少女時代をモデルとした代表作『ちびまる子ちゃん』の主人公の名前でもある。血液型はA型。身長159cm。
エッセイストとしても活躍しており、独特のユーモラスかつクールな視点と語り口で、初期エッセイ集三部作『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』はいずれもミリオンセラーを記録した。
尚、さくらめろんは、実の息子で在る。
目次 |
[編集] 経歴
- 1984年 - 静岡英和女学院短期大学(現在の静岡英和学院大学短期大学部)国文科在学中に『りぼんオリジナル冬の号』(集英社)にて『教えてやるんだありがたく思え!』(「教師」をテーマとしたオムニバス作品)でデビュー。
- 1986年 - 『りぼん』で『ちびまる子ちゃん』の連載開始。
- 1989年 - 『りぼん』の編集者宮永正隆と結婚。
- 1989年度(平成元年)、第13回講談社漫画賞少女部門受賞(『ちびまる子ちゃん』)。
- 1990年 - 『ちびまる子ちゃん』がフジテレビ系でアニメ化され、国民的に知名度を高める(1992年9月終了)。主題歌『おどるポンポコリン』の作詞で日本レコード大賞を受賞。1991年には西城秀樹が歌う『走れ正直者』も主題歌(第2弾)としてヒットする。
- 1991年 - 初エッセイ集『もものかんづめ』(集英社)発表。10月より宮永氏とともにニッポン放送『オールナイトニッポン』月曜1部のパーソナリティをつとめる。(1992年10月まで)
- 1994年 - 長男誕生。
- 1995年 - 『ちびまる子ちゃん』が再びテレビ放送される(第二期)。
- 1998年 - 離婚。
- 1999年 - 自ら編集長をつとめた雑誌『富士山』(新潮社)の第一号が発売される。
- 2003年 - イラストレーターうんのさしみと再婚。
- 2005年 - デビュー20周年を記念し、各地で原画展「さくらももこワールド 20年の軌跡展」を開催。
- 2006年 - 4月18日、『ちびまる子ちゃん』実写ドラマ化。自身は第1話の脚本も担当。
- 2006年 - 10月31日、『ちびまる子ちゃん』実写ドラマ第二弾放送。
- 2007年 - 3月、長男小学校卒業
[編集] おもな作品
[編集] 漫画
[編集] エッセイ
- もものかんづめ
- さるのこしかけ
- たいのおかしら
- ももこのいきもの図鑑
- うみのさかな&宝船蓬莱の幕の内弁当 (うみのさかな名義)
- そういうふうにできている
- ももこの健康手帳
- ももこの宝石物語
- あこがれのまほうつかい
- あのころ
- まる子だった
- ももこの話
- のほほん絵日記
- ももこの世界あっちこっちめぐり
- MOMOKO TIMES
- さくらめーる
- さくら日和
- ももこの21世紀日記
- ひとりずもう
- おんぶにだっこ
- やきそばうえだ
- さくらえび
[編集] 詩集
- まるむし帳
[編集] 雑誌
- 富士山
- さくらが編集長となり、「日本一の雑誌」と称して出版された。
[編集] 翻訳
[編集] その他
- さくらももこのウキウキカーニバル(任天堂・ゲームボーイアドバンス用ソフト)キャラクターデザイン
- ゲームの企画・シナリオは実姉・三浦範子が手がける。
- まちあわせ(たま・ベストアルバムCD)・星を食べる(同・シングル)ジャケットデザイン(共に同じデザイン)
- 谷口六三商店(TBS系列のドラマ・脚本)
- おばけの手(さくらももこ・さくらめろん 絵本+エッセイ)
- ハコイリ娘。 (さくらももこ×モーニング娘。 エッセイ・インタビュー集)
- ツチケンモモコラーゲン(さくらももこ・土屋賢二 対談集)
- エブリパーティ(マイクロソフト・Xbox360用ソフト)キャラクターデザイン
- 「清水西高80周年記念 春風の夢」表紙デザイン(1991年)
[編集] エピソード
- 健康の研究を日々行っており、エッセイでもさまざまな健康法を紹介している。ただし本人は愛煙家でもあり、そのためにも健康には気を遣っていることを公言している。
- 通行人に挨拶をされた際には「すいません」と気を遣ってしまうため、顔を知られるのが好きではないとのこと。そのためメディア媒体に自分からは素顔を公開しないようにしている。
- 自分の息子にも「母親はさくらももこ」だという事は長い間隠していたが、息子が小学校1年生の時に真実が知られた。後に2002年11月に親子共作による絵本+エッセイ『おばけの手』を発表(息子のペンネームはさくらめろん)。
- 漫画やエッセイには自身の家族や知人がたびたび登場しているが、作中では一部名前を変えた人物もいる(『まる子』において姉の名は「さきこ」だが、実在する姉の名は先述のように「範子」。母の名は「スミレ」としているが実在する母の名は不明、父の名は「ヒロシ」、祖父の名は「友蔵」であるのは実在する名と同じ)。また実家は青果店だが『まる子』ではストーリーに関係なくいちいち店先を描くのは面倒なので、普通の家庭となっている。
- 元サッカー日本代表(現 清水エスパルス監督)の長谷川健太とは小学校時代の同級生。『まる子』にもケンタ少年として登場させたが、実際には同じクラスになったことがないため特に面識はなかったそうである。また長谷川は同級生の中では背が高かったこともあり、「ケンタ少年」の造形についてはフィクションである。
- 『まる子』にも登場する祖父の友蔵とは、性格が逆で、実際には仲が悪かった。友蔵が亡くなった際に、姉は大笑いしたらしい。また担任の戸川先生も実際は、性格が逆で、可也厳しく怖い先生だった。
- 子供のころ「青島幸男みたいに偉くなりたい。植木等みたいに歌を作りたい」と言ったが、父ヒロシに「青島幸男は国会議員だ。無理に決まってる」と一蹴された。しかし、歌を作るという夢は『おどるポンポコリン』で叶うことになる。
- 高校時代、物理部に所属。アマチュア無線の免許を取得する。
- 短大卒業後、法規書出版の大手である株式会社ぎょうせいに入社。営業部に配属されたが、既に漫画家としても活動していた彼女は夜中を執筆に費やしていたため日中の居眠りが多く、ほどなく退社した。
- 1992年に彼女の自伝ドラマ『さくら家の人々~ちびまる子ちゃん一家のその後の生態~』をNHKで放送した。さくらももこを富田靖子、当時の夫・宮永正隆を渡辺徹が演じた。
- 前夫である宮永記者が担当していた『りぼん』の読者コーナー「みーやんのとんでもケチャップ」で、カットを担当していた。ちなみにこのコーナーは第一回目にもかかわら
- 1999年2月、TBSラジオ『コサキンDEワァオ!』に出演。『コジコジ』のファンであった小堺一機の要望。「ハウキャウパンダ」というキャラを作って『コジコジ』に出演交渉した結果、小堺本人が声を当てることまで実現した。
- 女性キャラクター全員が「~だよ」言葉というアニメは、『まる子』が最初とされる。
- 男はつらいよの寅さんのファンで小学校の頃見ていた。そのためアニメ版の「ちびまるこちゃん」の2007年1月28日放送の「フーテンのお父さん」でまるこ達の見た映画の中に「寅さん」が登場した。またさくらひろしという名前も男はつらいよの諏訪ひろしを参考にしている。
- 小説家の吉本ばなな、女優の賀来千香子の友人であり、賀来千香子の夫・宅麻伸とも交友関係がある。
- 好物は、寿司や、プリン他気楽を何より重視し、気の重いことはできるだけ避けるようにしている。
- 本人曰く、インターネットやメール等はした事が無いと言う。
[編集] アシスタント
[編集] 関係人物
- 水沢めぐみ(漫画家・友人)
- 矢沢あい(漫画家・友人)
- 岡田あーみん(漫画家・友人)
- 賀来千香子(女優・友人)
- 吉本ばなな(小説家・友人)
- 浜崎憲孝(元同級生・『ちびまる子ちゃん』のキャラ、はまじのモデル)、著書「僕、はまじ」(彩図社)、ISBN 4-88392-244-8
- 長谷川健太(清水エスパルス監督、元同級生・『ちびまる子ちゃん』のキャラ、ケンタのモデル)
- 平岡秀章 (放送作家、元同級生・『ちびまる子ちゃん』のキャラ、ヒラバのモデル)
- 玉木宏(俳優、さくらのファンで以前さくらが雑誌連載していた『ももこタイムス』にも出演)
- 浜島直子(モデル、愛称が「はまじ」、上記の『ももこタイムス』に出演。)
- ビートたけし(タレント・映画監督、『ちびまる子ちゃん』の劇中に無名時代の頃で登場、父とも実際に交流がある)