炎環
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炎環(えんかん)は、永井路子の歴史小説。「近代説話」9~11月号に掲載したものに新たに書き下ろしを加えたもの。1964年10月光風社より刊。第52回直木賞受賞作。NHK大河ドラマ『草燃える』の原作の一部にもなった。
[編集] 内容
源頼朝の伊豆挙兵を頭にして、鎌倉幕府の成立を軸に、連作の形をとっている。
それぞれ、阿野全成(頼朝の弟)、梶原景時、北条保子(北条政子の妹、全成の妻)、北条義時が主人公。彼らを通して、鎌倉武士の生き様を描く。
永井はあとがきで、それぞれの話は、長編の一編でも、独立した短編でもないとしている。