Wikipedia:特殊記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
標準のASCIIの一覧表に含まれない多くの文字は、Wikiのページを記述するのに有用(むしろ必要)でしょう。このページは、安全に使用できる文字とその使用方法について書かれています。非ASCII文字をWikiのページに入力する方法は、三通りあります。
- 外国製のキーボードで直接入力するか、文字コード表からコピー&ペースト、もしくは、OSやエディタが提供する特殊な方法、例えばIMEなどで入力します。ウェブサーバー側で、8ビット文字が使用可能であることを知らせる設定になっている必要があります。
à
のような文字実体参照を使う。この方法は、特殊な文字を利用できると宣言していないサーバーや、いくつかのブラウザで正しく表示できない文字であっても、きちんと使うことができます。しかし、検索する際に、問題が起きるかもしれません(下記参照)。¡
のような数値文字参照を使う。この方法は推奨されていません。なぜなら、多くのブラウザが、これを生の文字集合への参照だと誤って解釈するからです。しかし、トルコ語の文字のように、名付けられた実体のないUnicode値を入力する唯一の方法です。文字コードの128から159で示される部分は、ISO-8859-1でもUnicodeでも使われていないため、ƒ
の様なその範囲への文字の参照は、多くのウェブサイトで広く使用されていますが、不正なものであり解釈が定まっていないことに注意してください。
一般的に、スペイン語、フランス語、ドイツ語のような西ヨーロッパ言語は、ほとんど問題を起こしません。他の言語に関する特有の詳細な点については、トルコ語を参照してください。(他の言語の参加者が現れたら、このリストに追加されるでしょう。)
検索のためには、特殊文字を伴う単語は、一番目の方法を用いて書かれるのが最も良いのです。もし二番目の方法を用いた場合、Odiliënbergのような単語は、Odili, euml, nberg等で検索した場合にのみ該当するでしょう。これは、実際には修正されるべきバグで、そのような単語についての検索も同一結果になるように元の文字と同等の文字に変換しておくべきなのですが。Wikipedia:検索もご覧下さい。
目次 |
[編集] ISO-8859-1文字
以下の拡張ASCII文字は、すべてのWikiのページで安全に使用できます。下表は、使用できる文字のリストと、その十六進コードと十進コード、HTML実体参照、文字の一般名称を示しています。
文字 | 16進数での表現 | 10進数 | 文字実体参照 | 意味 |
---|---|---|---|---|
00A0 | 0160 | | 半角空白 | |
¡ | 00A1 | 0161 | ¡ | 逆立ち感嘆符 |
¢ | 00A2 | 0162 | ¢ | セント記号 |
£ | 00A3 | 0163 | £ | 英貨ポンド記号 |
¤ | 00A4 | 0164 | ¤ | 一般通貨記号 |
¥ | 00A5 | 0165 | ¥ | 円記号 |
§ | 00A7 | 0167 | § | 節記号 |
¨ | 00A8 | 0168 | ¨ | ウムラウト |
© | 00A9 | 0169 | © | 著作権記号 |
ª | 00AA | 0170 | ª | 順序の指示(女性形) |
« | 00AB | 0171 | « | 左角引用符 |
¬ | 00AC | 0172 | ¬ | 否定記号 |
® | 00AE | 0174 | ® | 登録商標 |
¯ | 00AF | 0175 | ¯ | マクロン |
° | 00B0 | 0176 | ° | 度記号 |
± | 00B1 | 0177 | ± | 加減符 |
´ | 00B4 | 0180 | ´ | 鋭アクセント |
µ | 00B5 | 0181 | µ | ミクロン記号 |
¶ | 00B6 | 0182 | ¶ | 段落記号 |
· | 00B7 | 0183 | · | 中黒 |
¸ | 00B8 | 0184 | ¸ | セディーユ |
º | 00BA | 0186 | º | 順序の指示(男性形) |
» | 00BB | 0187 | » | 右角引用符 |
¿ | 00BF | 0191 | ¿ | 逆立ち疑問符 |
À | 00C0 | 0192 | À | 大文字 A(重アクセント記号付) |
Á | 00C1 | 0193 | Á | 大文字 A(鋭アクセント付) |
 | 00C2 | 0194 |  | 大文字 A(曲折アクセント記号付) |
à | 00C3 | 0195 | à | 大文字 A(ティルデ付) |
Ä | 00C4 | 0196 | Ä | 大文字 A(ウムラウト付) |
Å | 00C5 | 0197 | Å | 大文字 A(輪付) |
Æ | 00C6 | 0198 | Æ | 大文字 AE 二重母音(合字) |
Ç | 00C7 | 0199 | Ç | 大文字 C(セディーユ付) |
È | 00C8 | 0200 | È | 大文字 E(重アクセント記号付) |
É | 00C9 | 0201 | É | 大文字 E(鋭アクセント記号付) |
Ê | 00CA | 0202 | Ê | 大文字 E(曲折アクセント付) |
Ë | 00CB | 0203 | Ë | 大文字 E(ウムラウト付) |
Ì | 00CC | 0204 | Ì | 大文字 I(重アクセント記号付) |
Í | 00CD | 0205 | Í | 大文字 I(鋭アクセント記号付) |
Î | 00CE | 0206 | Î | 大文字 I(曲折アクセント付) |
Ï | 00CF | 0207 | Ï | 大文字 I(ウムラウト付) |
Ñ | 00D1 | 0209 | Ñ | 大文字 N(ティルデ付) |
Ò | 00D2 | 0210 | Ò | 大文字 O(重アクセント記号付) |
Ó | 00D3 | 0211 | Ó | 大文字 O(鋭アクセント記号付) |
Ô | 00D4 | 0212 | Ô | 大文字 O(曲折アクセント記号付) |
Õ | 00D5 | 0213 | Õ | 大文字 O (ティルデ付) |
Ö | 00D6 | 0214 | Ö | 大文字 O(ウムラウト付) |
Ø | 00D8 | 0216 | Ø | 大文字 O(スラッシュ付) |
Ù | 00D9 | 0217 | Ù | 大文字 U(重アクセント記号付) |
Ú | 00DA | 0218 | Ú | 大文字 U(鋭アクセント記号付) |
Û | 00DB | 0219 | Û | 大文字 U(曲折アクセント記号付) |
Ü | 00DC | 0220 | Ü | 大文字 U(ウムラウト付) |
ß | 00DF | 0223 | ß | ドイツ語の小文字鋭 s(sz 合字) |
à | 00E0 | 0224 | à | 小文字 a(重アクセント記号付) |
á | 00E1 | 0225 | á | 小文字 a(鋭アクセント記号付) |
â | 00E2 | 0226 | â | 小文字 a(曲折アクセント記号付) |
ã | 00E3 | 0227 | ã | 小文字 a(ティルデ付) |
ä | 00E4 | 0228 | ä | 小文字 a(ウムラウト付) |
å | 00E5 | 0229 | å | 小文字 a(輪付) |
æ | 00E6 | 0230 | æ | 小文字 ae 二重母音(合字) |
ç | 00E7 | 0231 | ç | 小文字 c(セディーユ付) |
è | 00E8 | 0232 | è | 小文字の e(重アクセント記号付) |
é | 00E9 | 0233 | é | 小文字の e(鋭アクセント記号付) |
ê | 00EA | 0234 | ê | 小文字の e(曲折アクセント記号付) |
ë | 00EB | 0235 | ë | 小文字の e(ウムラウト付) |
ì | 00EC | 0236 | ì | 小文字の i(重アクセント記号付) |
í | 00ED | 0237 | í | 小文字の i(鋭アクセント記号付) |
î | 00EE | 0238 | î | 小文字の i(曲折アクセント記号付) |
ï | 00EF | 0239 | ï | 小文字の i(ウムラウト付) |
ñ | 00F1 | 0241 | ñ | 小文字 n(ティルデ付) |
ò | 00F2 | 0242 | ò | 小文字 o(重アクセント記号付) |
ó | 00F3 | 0243 | ó | 小文字 o(鋭アクセント記号付) |
ô | 00F4 | 0244 | ô | 小文字 o(曲折アクセント記号付) |
õ | 00F5 | 0245 | õ | 小文字 o(ティルデ付) |
ö | 00F6 | 0246 | ö | 小文字 o(ウムラウト付) |
÷ | 00F7 | 0247 | ÷ | 除算記号 |
ø | 00F8 | 0248 | ø | 小文字 o(斜線付) |
ù | 00F9 | 0249 | ù | 小文字 u(重アクセント記号付) |
ú | 00FA | 0250 | ú | 小文字 u(鋭アクセント記号付) |
û | 00FB | 0251 | û | 小文字 u(曲折アクセント記号付) |
ü | 00FC | 0252 | ü | 小文字 u(ウムラウト付) |
ÿ | 00FF | 0255 | ÿ | 小文字 y(ウムラウト付) |
これらの文字は、インターネットで使われている最も一般的な拡張ASCII文字集合の一部で、ISO 8859-1と言います。ウィキペディアのページは、サーバーにはISO-8859-1テキストを含んでいると認識されます。上記の文字は、他のマシンとの相互運用性を改善するために選ばれた一部の文字です。
例えばMac OS Xは、インターネットで広く使われており、特定の言語に限定されておらず、その生の文字集合(ISO-8859-1とは異なっている)は、共通の国際的な文字の多くを含んでいます。多くのMacのブラウザは、文字が利用可能である限り、ISOテキストを正しく生の文字集合に変換します。そのため、上表は、ISO-8859-1文字のうち、生のMac文字集合でも利用可能なものです。Windows標準コードページ1252集合は、ISO-8859-1の上位集合なので、これらの文字はWindowsマシンで読み込み可能です。ISO-8859-1に含まれない一般的なラテン文字集合は、MS-DOS(Windows以前)コードページ437、Macのローマ字、ISO-8859-2のような他のISO文字集合です。Windows以前であるMS-DOSにウェブブラウザを搭載したマシンの数は少なく、それらは特定目的のマシンであることが多く、ウィキペディアには使用しないであろうから、外国文字の必要性のために、それらとの相互運用性を犠牲にするのは理にかなっています。他のISO文字集合は、一般的に、同一国でそれらの文字集合を使用する他のブラウザで読まれるためのものですので、そういったページは言語特有の文字集合を使用するべきであると考えます。
これらの文字は、àのような実体参照として入力したり、外国のキーボードから直接入力したり、Wiki執筆者がこれらの文字を入力可能な他の機器を利用して入力したりできます。例えば、Windowsマシンを使用するWiki執筆者は、Altキーを押しながら数字キーボード上の数字を4桁打つことで、これらの文字を入力できます。(先頭の0を含めて)4桁全ての数字を打つことが重要です。3桁しか入力しないと、すでに廃れたコードページ437の文字が入力されます。Macを使うWiki執筆者は、生の文字コード集合ではなくISO-8859-1形式で入力できる特殊な機器を用いるか、実体参照を用いて入力することに気をつかうべきです。何人かのWindowsユーザーは、Internet Explorerのバージョンによっては、ページの移動に「Alt+←」や「Alt+→」を用いると問題があるかもしれません。これらの操作は、4桁や6桁の数字を含むコードの入力を邪魔します。こうした場合、実体参照を使ってください。
上表の文字は、すべてのWikiページで8ビット文字として直接使うことができ、主に英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語や、カタロニア語のように他の特殊な文字を使わない言語には十分なものです。ダブルクォーテーション記号、小なり記号、大なり記号などを除いて、一般的に、タイトルに使っても安全な文字でもあります。
[編集] 安全でない文字
完全な ISO-8859-1 文字集合のうち、ここでは欠落しているものについて特に注意して下さい。
- 縦波線 (
0166=¦
) - ソフトハイフン (
0173=­
) - 上付き数字 (
0178=², 0179=³
) - 分数の俗称 (
0188=¼, 0189=½, 0190=¾
) - 古い英語(やアイスランド語、古代スカンジナビア語)
- eth と thorn (
0208=Ð, 0240=ð, 0222=Þ, 0254=þ
) - 乗法 (
0215=×
)
これらは、安全でないと考えられています(そして、ほとんどのものについては、適切な代用法があります)。
一般的なマシンの生の文字集合には存在する文字で、上記文字集合に含まれないものには、特別注意が必要です。これらの文字は、たとえこれを使ったときに正しく表示されたとしても、安全ではありません。Windows標準コードページ1252集合に含まれるが ISO-8859-1 に含まれない文字には以下の文字があります。
- ユーロ (
€
) - ダガーとダブルダガー (
†, ‡
) - ブリット (
•
) - 商標 (
™
) - 活字の句読点(以下を参照)
- パーミル (
‰
) - 東ヨーロッパのキャロン・アクセント記号付き文字
- oe 合字
Macのローマ字に含まれるが ISO-8859-1 に含まれない文字には以下の文字があります。
- ダガーとダブルダガー
- ブリット
- 商標
- 数学(無限) (
∞
) や数学 (等しくない) (≠
) のようないくつかの数式文字 - パイ (
π
) のようないくつかの通常使われるギリシャ文字 - oeやflのような合字
- 活字の句読点
- パーミル
- 短音記号・オゴネク・キャロンのような孤立アクセント
HTML 4.0は、OE連字 (Œ, œ
)、Y ウムラウト (Ÿ
) やš
などのいくつかの東ヨーロッパのアクセント付き文字のような、一般的な言語で使われているラテン文字でISO-8859-1に含まれない文字に名前つき文字実体を定義しています。これらの文字もまた、安全ではありません。もし、それらの文字が文字実体参照に入り、いくつかのマシンで表示されたとしても。
簡単に言うと、あなたのマシンで正しく表示されているように見えるというだけの理由で、特殊な文字を使用することが安全だと見なさないで下さい。上表に含まれる文字を使用し、以下に示したその他の文字の使用方法を読んで理解して下さい。
[編集] おそらく使用可能な非ISO文字
安全な文字として上に挙げられていない文字であっても、実体参照として入力されれば使用可能と思われるものもあります。なぜなら、ウェブ・ブラウザは、それらの文字を正しく認識しますし、必要に応じて代用フォントに置き換えるなどして正しく表示するからです。これらの文字は全て、上に挙げられている文字よりは安全ではないと考えるべきですが、それは正しく表示できない可能性があるという意味であって、実体参照の形式で書かれていれば曖昧さはありませんしデータの完全性も保存されます。
これらの多くには、適当な代替文字や回避策がありますし、(著者や編集者の判断において)古いコンピュータとソフトウェアを使っているユーザーが文章を読めるようにすることの価値が、新しいソフトウェアを使っているユーザーによりよく見せることの価値を上回るなら、回避策をとるべきです。
[編集] タイプセット・スタイル句読法
正当な英語の引用符 (quotation marks) と、ダッシュ符号 (dashes) とは、ISO-8859-1文字セットにはないものの、通常利用され、またMacintosh RomanとWindowsコードページ1252文字セットには存在する文字です。これらは実体参照として加えることができ、また、最近のソフトウェアを利用できるほとんどのマシン上で正しく表示されるはずです。Unix/XのようなISO-ベースのマシンでさえ、ブラウザはこれらの参照を解釈し、プレインASCIIの率直な引用符、ダッシュ符号を用いるなどして、適切な代用文字が表示されるはずです。(例えば、Mozillaはこれを正しく行います)これらの参照は、古いバージョンのHTMLには存在しなかったため、古いソフトウェアでは、認識されないかもしれません。しかし、これらの文字を正しく表示しないマシン上でも、これらの文字の利用すればデータの整合性が保たれるので、古いソフトウェア上における代替表示が致命的でない限り、これらの文字を利用することは安全と考えてよいでしょう。German “low-9”の引用符 (quotation marks) も英語の引用符と類似した境遇にありますが、この文字がブラウジングソフトウェアによって変換されるのはあまり一般的でなく、英語の引用符と同等に安全というわけではありません。下記のテーブルは、これらの英語文字を示しています。見やすくするために頭文字“O”の隣に文字を配置しています。
‘O | ‘ | left single quote | —O | — | em dash |
’O | ’ | right single quote | –O | – | en dash |
“O | “ | left double quote | ‚O | ‚ | single low-9 quote |
”O | ” | right double quote | „O | „ | double low-9 quote |
Windowsを利用している読者をターゲットとしている多くのWebサイトは、これらの文字のためにコードページ1252参照を使っています。例えば、mdash記号に対して—
を利用します、ただし、これは推奨される記述方方法ではありません。先々データが整合性、及び最大現の互換性を確実に保つようにするため、これらは、—
のような名前づけされた参照にて、符号化し直すべきです。もし、どうしても数字を利用したいならば、‒
を使うことができますが、まだ、mdash記号のような多くの無名な文字が、一部のコンピュータと互換性がないため推奨しません。‘-’や‘--’を使うほうがましでしょう。
ブラウザにコピー&ペーストするために、ブラウザとは別のワードプロセッサ、あるいはその他のプログラムを使ってテキストを編集すると、あなたのために気を利かせて、引用符が、左右区別のある「適切な引用符」に「自動的」に変換されます。HTML の要素やプロパティにおける標準の引用符を、スマート引用符で置き換えてしまい、(あなた自身がそうしたわけでも、もとからそうなっていたわけでもなく)知らず知らずのうちにマークアップを台無しにしているかもしれません。それはタグを様々な方法で失敗に陥らせることになります。それに、気づかねばなりません。更に、スマート引用符の延長的符号化、すなわち、所有格や、短縮形などに使用される装飾的な“’”アポストロフィ (apostrophes) についても注意しなければなりません。それは、もっとうまく利用可能できるはずのバイトを消耗し、好きなようにそれらの文字を標準の左右シングル引用符に、置き換えようとします。
ワードプロセッサを設定して、そのような望ましくない自動編集や、自動訂正が起こらないようにして下さい。
[編集] ギリシア文字 と 数学記号
- 注記: 以下に示す数学記号の多くは、ウィキペディアが記事へのTeX埋め込みをサポートした今となっては、既に時代遅れ (obsolete) となっています。複雑な数式ならウィキペディアのmathタグを利用してTeXで記述されるのがおそらく最善でしょう。
数学について記述する方法のウェブ標準は、つい最近のもので(事実、MathML 2.0がリリースされたのは2001年の2月です)、そのため、この標準が定着する以前に作成された多くのブラウザは、ギリシャ文字の大部分を含む数学で一般に使われる文字を最低限利用可能にすることによって補正しようと試みました。それらは実体参照として入力する必要があります。ブラウザは大抵それを「Symbol」フォントやそれに類するものに変換して表示します。
大文字と小文字のギリシャ文字は単純にそのフルネームを実体参照に用います。それはもちろん、単純なラテン文字文書中の臨時のギリシャ文字としてのみ使われるべきです。(多量のギリシャ語文書なら、編集を容易にし記事を軽減するためにも、ネイティブなUTF-8 (unicode) をサポートしたエディタで直接書かれるべきです。)いくつか例を挙げます:
α | α | Γ | Γ |
β | β | Λ | Λ |
γ | γ | Σ | Σ |
π | π | Π | Π |
σ | σ | Ω | Ω |
ς | ς ("final" sigma, lowercase only) |
その他の一般的な数学記号 (Other common math symbols ):
≠ | ≠ | ′ | ′ |
≤ | ≤ | ″ | ″ |
≥ | ≥ | ∂ | ∂ |
≡ | ≡ | ∫ | ∫ |
≈ | ≈ | ∑ | ∑ |
∞ | ∞ | ∏ | ∏ |
√ | √ |
数式の記述によく使われる、ウィンドウズの「Symbol」フォントにある多くの記号(延長可能な括弧部品など)は、大抵のその他の機種には存在せず、また、Unicode 3.1や HTML実体参照にもありません(Unicode 3.2で検討されてはいますけれど)。 これらは、TtHなどのプロジェクトで方程式の記述に使用されます。これらの記号の使用は、読者をウィンドウズ・ユーザーに限定しているということに、あなたは気付くべきでしょう(それが受け入れられるかどうかは、あなたが書き手としてすべき一つの判断です)。
[編集] その他の一般記号
中黒点やユーロ通貨記号、商標記号などのような記号は特殊なケースです。これらはブラウザにより方法はさまざまですが、きちんと表示や解釈がなされます。なぜならそれらの文字は国際貿易に重要ですから、おおくのコンピュータでは、標準的でない位置のフォントとしてそれらの記号が特に加えられて、必要があればそれらを表示したり、あるいはフォントの中にそれらの記号が存在することを必要とせずに、特別な方法を用いて表示したりするのです。これらの記号があなたのブラウザではどのように表示されるかは、以下をご覧ください:
• | • | 中黒 (bullet) |
€ | € | ユーロ通貨記号 (euro currency sign) |
™ | ™ | 商標記号 (trade mark sign) |
他の大体一般的に使われる記号も含まれます:
† | † | 短剣符(dagger) | ♠ | ♠ | 黒いスペードマーク (spade suit) | |
‡ | ‡ | 二重短剣符 (double dagger) | ♣ | ♣ | 黒いクローバーマーク (club suit) | |
◊ | ◊ | ひし形 (lozenge) | ♥ | ♥ | 黒いハートマーク (heart suit) | |
← | ← | 左向き矢印 (leftward arrow) | ♦ or ♦ | ♦ or (後述) | 赤いダイヤマーク (diamond suit) | |
↑ | ↑ | 上向き矢印 (upward arrow) | ‹ | ‹ | single left-pointing angle quote | |
→ | → | 右向き矢印 (rightward arrow) | › | › | single right-pointing angle quote | |
↓ | ↓ | 下向き矢印 (downward arrow) | ‰ | ‰ | 千分率記号 (per mille sign) |
これらの記号は、おそらく特定の、多く出回っている機種に最新のソフトをつんでいるような聴衆向けのページに使用するのでない限り、安全でないと考えられるべきです。そういう機種にしても、IE 6.0が上記のダイヤ記号を表示しない場合もあります。標準のダイヤ記号♦
はIE5で表示されますが6では表示されません。IE6で機能して5で機能しない、赤ダイヤ♦のための代替コードは<span style="font-family: Sans-serif; color: red;">♦</span>です。
[編集] Unicode
HTML 4.01の正式な文字セットは、 ISO 10646 の共通文字セット(UCS)で、Unicodeによって定義された文字セットと同等のものです。しかし、UCSのレパートリーがありすぎて、一部分しか表示できないブラウザがほとんどです。
例えば、一般的なブラウザで、 Й ק مというコードは 理論上、キリル文字の「小文字のI」、ヘブライ文字の「カフ」、アラビア文字の「ミーム」のようなЙ, ק, مとそれぞれ表示されます。コンピュータにはこうしたフォントが備わっており、これらをすべて正確に表示すると思うでしょうが、これらの一部分しか表示しないのです。なぜなら、こうしたコードは標準コードに関連してコード化されていますが、正常で、利用可能な文字セットを有するシステム上では、あまり正確に表示されないからです。
今のところ、ウィキページにこうした文字を挿入するには、数字による実物参照しかありません。16進法を用いてコード化するより10進法を用いてしたほうが(例えば、Йではなく Йを用いる方が)、正常に表示するブラウザが多くなることに留意してください。
こうした文字は本文を理解するためやむをえなかったり、外部の情報である場合を除き、ウィキページでは使ってはいけません。
実在する文字の一覧表はUnicodeとHTML(英語) をご参照下さい。
ウィキペディア共通で自動的に数字でコード化するためのユーティリティはWikipedia:Unicode numeric converter script(英語)をご参照下さい。
[編集] さらなる実体参照
さらに付加的な実体参照を利用することができます。それらは、いくつかのブラウザでは対応するユニコードへと変換を受けるでしょう。
[table missing]
特記事項: そのような実体参照の内でも、微分記号のナブラ∇
はWindows 95や98ではサポートされていません。画像としてアップロードされていたなら、それを[[画像:Del.gif]]のように参照して次のように見ることができるでしょう:
しかしながら、ナブラ記号は数式によく用いられます。そういうときにはTeX記述法を援用する方がよいでしょう。
[編集] CJK・マルチバイト文字
エスペラント版、ポーランド語版、チェコ語版、ボスニア語版、セルボクロアチア語版、マレーシア語版、日本語版、中国語版、朝鮮語版のウィキペディアはUTF-8を使用しているのでCJK文字を直接保存することができる。しかしながら英語版ではCJK文字などのマルチバイト文字を保存することはできない。その代わりとして、&#xxxxx;という形で数値コードを保存することができる。CJK文字は自動的に数値コードに変換されるが以下に書く手順が必要である。
- put one or more CJK characters in the edit box;
- click "Show preview"; the result is "garbage" (文字化け) in the edit box as well as in the preview;
- enter the desired text in the edit box while leaving the garbage there;
- click "Show preview" again; as a result, in addition to the previously seen garbage, numerical codes appear in the edit box, and the CJK characters in the preview;
- delete the garbage and save (if you want to be sure, click "Show preview" again before you save).