特装機兵ドルバック
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『特装機兵ドルバック』(とくそうきへいドルバック)は、1983年10月7日から1984年6月22日までフジテレビ系で全36話が放送された、葦プロダクション製作のロボットアニメ。 2006年1月13日からファミリー劇場で再放送される。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] ストーリー
1999年、母星を失ったイデリア人は長い彷徨の末ついに生存に適した星、地球を発見した。総帥ゼラーはただちに地球侵略を命ずる。対する地球連邦軍では人間の着るパワードアーマー主体の戦力がイデリア人の戦闘メカ、カングライドに対抗しきれないことを知り苦悩していた。戦力に乏しいながらも地球連邦軍を圧倒するイデリア軍はモンブラン山麓に拠点を設け本格的に地球侵攻を開始する。そのような状況にあって単なるレスキュー部隊と思われていた特殊部隊「ドルバック」が立ち上がった。通常兵器から人型に変形するバリアブルマシーンを駆る無限真人ら3名の戦士だけがイデリアの特殊兵器に対抗できる力を持っていたのだ。
戦況が膠着状態に陥るなかゼラーの元を離れた元イデリア軍総司令官アモフと連邦軍の調査により、イデリア人がもともと地球人と祖先を同じくする民族であることが判明する。ゼラーの狙いは地球に眠るイデリア大陸に封印された「力」だった。同じ民族同士の争いを止めようとイデリア軍基地に向かったアモフは戦死、またドルバック隊のピエールも激しい戦いのなか命を落とす。そしてゼラー個人の利益のために利用されていたことを知ったイデリア軍新司令官イデルはゼラーを倒し息絶える。しかし戦いは終わらなかった。邪悪な意識の集合体であったゼラーはイデリア大陸に眠る「力」を利用して復活を企んでいた。ドルバック隊の奮戦によりイデリア大陸に乗り込んだ連邦軍だったが、無人機の抵抗にあいコマンドベースは大破、生き残ったアロマは一人ゼラーとの決戦に向かう。邪悪な意志との人知れない戦いに辛くも勝利したアロマは真っ白な鳥のような姿となりいずこかへと消えていくのだった。
ロボットアニメとは思えない主題歌が話題となった作品。なおアニメ誌に発表された準備稿段階では特務機兵ドルバック、パワードアーマーがコンバットプロテクターと呼ばれていた。
[編集] スタッフ
- 製作:佐藤俊彦(葦プロダクション)
- プロデューサー:前田和也(フジテレビ)、大野実(読売広告社)、梅原勝(葦プロダクション)
- 総監督:案納正美
- チーフディレクター:大庭寿太郎
- 絵コンテ/演出:日高麗、吉田浩、大関雅幸、日下部光雄、横山広行、池上和彦ほか
- シリーズ構成:田口成光
- 脚本:田口成光、寺田憲史、小出一己ほか
- メカニックデザイン:板橋克己、羽原信義
- キャラクターデザイン:上條修
- 美術監督:新井寅雄(プロダクション・アイ)
- 撮影監督:福田岳志(三晃プロダクション)
- 音楽:幾見雅博
- 音響監督:清水勝則(ザックプロモーション)
[編集] 主題歌
OP:『地球にI LOVE YOU』 ED:『君に贈るララバイ』 (作詞・作曲:古田喜昭、編曲:幾見雅博、歌:WELCOME)
[編集] キャラクター:キャスト
- 無限真人(むげんまさと):古谷徹
- 主人公。20才の日本人男性。直情径行の熱血タイプ。運動神経・格闘能力にすぐれドルバック隊のバリアブルマシーン「キャリバー」を操縦する。レーサー志望のためジープ形態での操縦の腕も確かである。ドルバック隊のリーダーである。
- ルイ・オベロン:鶴ひろみ
- ヘリコプターから変形するバリアブルマシーン「ガゼット」を操縦する18才のアメリカ人女性。赤毛のショートヘアで活発な性格である。頭脳も優れていて細身のガゼットを駆り情報収集と分析に力を発揮する。真人に好意を持っていたが作中では仲が進展することは無かった。
- ピエール・ボナパルト:亀山助清
- 戦車から変形するバリアブルマシーン「タルカス」を操縦する23才のフランス人男性。ドルバック隊のムードメーカーであり真人のフォロー役。物語中盤でルイをかばって死亡する。
- スタンレー・ヒルトン:鈴置洋孝
- ピエールの死後ドルバック隊に配属された21才のイギリス人男性。バリアブルマシーン「タルカス」を操縦する。軍のエリートであり遊軍のようなドルバック隊では非常に堅い印象を受ける。ピエールのことを忘れられない真人はスタンレーと認めることができず衝突を繰り返していた。軍人らしく殴り合いの喧嘩をした後でも真人のフォローを行なう好漢。
- 高城洋一:小林清志
- 37才の地球連邦軍大佐。ドルバック隊の生みの親。イデリア人の地球侵略を予期してドルバックを作り上げたとされるが、放浪民族であるイデリア人の襲来をどうやって予測したのか不明。
- ボブ・フロイド:島香裕
- ドルバック隊の整備主任。50才の男性。バリアブルマシーンの母艦となるコマンドベースの操縦も担当。
- ジャッキー・フランク:向殿あさみ
- ドルバック隊の整備員。14才という若さで遊軍とはいえ軍の一部隊に参加するという謎な少年。
- ピーター:勝生真沙子
- ボブの作ったマスコット的ロボット。けっこう万能に使われた。
- イデル:速水奨
- 地球侵略を行なった異星人であるイデリア人の後期総司令官。外見年齢20才程度の男性。イデリア民族にとっての神であるゼラーに忠実に従い地球人の抹殺をもくろむ。長髪痩身のいわゆる美形悪役。
- アモフ:阪脩
- 初期イデリア軍総司令官。外見は初老の男性。200万のイデリア人を救うべくゼラーの指示のもと地球侵攻を開始する。しかし戦いの中でゼラーの意志を疑うようになり、離反。娘のアロマや多数のイデリア人とともにゼラーと戦い戦死する。
- アロマ:戸田恵子
- 外見年齢18才のイデリア人女性。イデルと恋人同士であり副官も務めていたが父アモフの離反に同行し恋人とは敵同士になる。ドルバック隊に保護され、真人やピエールになにかと世話を焼かれルイのやきもちの対象となった。最終決戦でゼラーを倒す。
- ゼラー:蟹江栄司
- イデリア人の総帥であり神とも言うべき存在。実はイデリア人、地球人双方の抹殺をたくらむ邪悪な存在。最終回にアロマに倒される。
[編集] 登場メカ
[編集] 地球側
- バリアブルマシーン
本作の主役メカであり、作品中イデリア軍のカングライドに対抗できる数少ないメカである。本作世界において主流であったパワードアーマーは異星人のメカに通用しなかったが、バリアブルマシーン(以下VM)は異星人の戦力を良く知る高城大佐の指示の元、既存兵器が変形ロボとなるように改造され、その威力をいかんなく発揮した。ジープ、対戦車ヘリ、戦車がそれぞれ人型メカへと変形する。
後にドルバック隊の活躍が認められ3機のVMは量産化される。ドルバック隊の3機が試作機であるために黄色やオレンジ、青などと鮮やかなカラーリングに対して量産型は軍用兵器らしいオリーブドラブカラーなどでまとめられた。以降、PA主体の戦術からこの3タイプの変形マシンとの同時運用の戦術へと切り替わっていった。真人やルイ達がそれぞれのVMの部隊の作戦行動の指揮を執る様になる。なお、「変形メカとして、何故あえて旧式化していたタンク・ヘリ・ジープを選んだのか」について、グンゼ産業発行の小冊子「ドルバックニュース」内の高城大佐との架空対談記事という形で、ベトナム戦争当時最新鋭であったF-4ファントム戦闘機がミサイル万能論を盲目的に信用し機銃を一切搭載しなかったのが、運用上の理由から結局F-4E後期型以降機銃を搭載する様になった経緯を例に挙げ、説明されている。
デザインは、本作以前にタカトクトイスが商品発売をしていた「超時空要塞マクロス」のバルキリーと同様に、「現用兵器に近い形状のメカが、不自然さ無くロボットに変形する」という発想で作られている。しかし、その変形システムは、本作までに存在したリアルロボットデザインに比べても古典的かつ単調であり、各メカとも変形前の形状がありありと残る、特筆すべきインパクトの少ないものとなっている。
本作品の製作会社である「葦プロダクション」は、変形合体ロボットアニメ制作は多数こなしてきた会社であったが、リアルロボットアニメは後発の会社であった。従ってノウハウは当然他の先発制作会社に比べて希薄であったため、このような結果になったと思われる。しかしながら当時のリアルロボットアニメがリアルと呼ばれながらも現用兵器には程遠いデザインが少なくなかったこともあり、根強いファンがいる事も事実である。
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- VV-54AR キャリバー:真人専用のVM。戦闘用バギー(ジープ型車両)が人型に変形する。VM中、最も人型に近い形に変形し、機動性に優れる。ジープ形態で上方に牽架する機銃を手持ち武器に用いることができる。プラモデル等ではムゲン・キャリバーとも呼ばれた。タカトクトイス製の変形玩具は、操縦席の移動などアニメ版の設定を納得の行く形で再現し、また一切のパーツの付け外し無しに完全変形する。
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- VV-54AR ランド・キャリバー:強化パーツであるジャンプユニットを装備した形態。装着したまま可変可能。因みに、変形玩具でも追加パーツを取り外す事なく変形できる。
- VV-54AS キャリバースペシャル:カスタムされ武器が二連レーザーキャノンとなった形態。
- VV-54A キャリバー:量産型キャリバー。
- コンバットキャリバー:キャリバーの強化型。防御力の向上の為に平均50ミリの厚さのハイ・ラミネードアーマーで各部を補強。そして攻撃力強化の為に左腕にミサイル付きの盾、右腕にはアーマーライフルに代わりラピードタイプの20ミリ口径・新開発の化学エネルギー弾を15発装填出来るブラスターガンを装備している。その為自重が従来の約2倍となったが、代わりに出力8500psのスーパーチャージャー付きのパワープラントを搭載、各関節にはバイオフィードバックモーターを組み込む事により人間以上の機動力を得た。また足、脇の下、側面部に方向転換用のロケットノズルが取り付けられ、ジャンプ中の機動力が向上し、飛行距離はランド・キャリバーの10倍になり、ホバリングも可能になった。
- VV-54B ガンキャリバー:量産型キャリバーにグレネードランチャーが追加された重装型。模型のみのバリエーション。
- VV-54E スクランド:キャリバーの強化改良型。グレネードランチャーとジャンプユニットを装備。模型のみのバリエーション。
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- VH-64MR ガゼット:ルイ専用のVM。対戦車ヘリが人型に変形する。変形後は非常に華奢に見える。スピードと索敵能力に特化したVMである。プラモデル等ではオベロン・ガゼットとも呼ばれた。
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- VH-64A ガゼット:量産型ガゼット。発射速度を上げたバルカン砲を装備している。
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- VT-61LC タルカス:ピエールとスタンレーが使用したVM。戦車が人型に変形する。尤も、どちらかと言うと人型というより、背の高い戦車のような形状である。特に両脚はキャタピラの半分が地面に設置したままで、二足歩行しない。プラモデル等ではボナパルト・タルカスとも呼ばれた。スタンレー搭乗後も全く同じデザインだったので、「ヒルトン・タルカス」といった名称の玩具は発売されていない。
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- VT-61A APCタルカス:量産型タルカス。センサーと攻撃力が向上している。
- パワードアーマー
パワード・アーマー(強化倍力装甲服、以下PA)は作品世界内で標準的兵器である装甲兵器である。 ロバート・A・ハインライン原作『宇宙の戦士』に登場する「パワードスーツ」と同等のものであり、アイディアとしてはそう新しいものではない。また、デザイン自体も同時期にホビージャパン誌に連載されていた『SF3Dオリジナル』のSAFSの影響が指摘されている。しかしながら、リアルロボットアニメ初の本格的等身大メカの描写がなされたという点で、記念すべきメカである。劇中では、PA装着(搭乗)シーン、被弾時の脱出シーン、PA独特の集団戦闘シーンなど、非常にリアリティある演出がなされていた。
スポンサーであるグンゼ産業が強力に後押ししたこともあり、本作における主役メカであるVMよりも人気が高まった。当時発売されたプラモデルでは、ガンプラにおけるMSV的な演出が功を奏し、緻密なジオラマ模型の見本が登場しコンテストが行われるなど好評であった。作中に登場しないPAのバリエーションモデルも発売されている。また後にΖΖガンダムのメカデザインをつとめる小林誠の手による作例も発表された。放映から月日がたった現在でも多数のファンを持つメカである。
本作は、放映途中でスポンサーのひとつ(タカトクトイス)の倒産という憂き目を見ているが、このPAのプラモデルの売れ行きが好調だったためか完結まで放送を続行できたようで、一つの脇役が番組を助けた稀有な例ともいえる興味深いメカである。
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- レコン:地球軍初の制式パワードアーマー、イデリアンとの戦闘に投入されるもグラスキャノピー部分の防御面などに問題が生じ比較的短期間でハークタイプへと主役の座を明け渡した、これにより一線からは退くがPA搭乗訓練機や電磁砲を装備したレコンDVとしてドルバック隊などで使用された。(真人とピエールが高城大佐の命令によりレコンに搭乗するエピソードがある)
- PA-58N ハーク:レコンタイプの頭部の防御力の弱さを反省し頭部中心にを装甲強化されたPA、それに伴いグラスキャノピーからカメラアイ方式に変更された、主力武器はグレネードガン。
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- PA-58NC ハーク・コマンダー:ハークの指揮官搭乗機、基本的な外見には大きな差異はないが頭部に円盤状の大型通信アンテナを装備。プラモデルはハークとのコンパチブルで単体発売はされていない。
- PA-58N ハーク・ソバット:大型カングライドへのグレネードガンの威力不足によりパンツァーファウスト型の対戦車ロケットランチャー、フライングソバットを装備。
- PA-58T ボーグ&AVS-003 バッファイア:プラモデルのみのPA。頭部に2連装のビーム砲を装備したPAがボーグ。このPAが乗る簡易突撃艇がバッファイアである。
- PA-36 ノーブ:ハークタイプの武装の威力不足が深刻となり出力向上および大型化されたPA、サイズの大型化に伴い手の部分はマニピュレーター制御となった
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- PA-36HD-R2 ノーブ・レーザー:右腕部分にガスレーザーを装備
- PA-36HDーR6 ノーブ・キャノン:右腕部分に大口径キャノンを装備
- PA-36F ルーク&AVS-004 バッファイア:プラモデルのみのPA。ノーブの背面に大型のノズルユニットを備えたものがルーク。このPAが乗る簡易突撃艇がバッファイアである。
- PA-36K バーロン:プラモデルのみのPA。脚部に追加装甲を施し、両肩に2連装キャノンを1基づつ、右腕にロングキャノンを備えた重装型。
- PAM-74 ティンクル・ベル:小型ミサイルランチャーを五基(内蔵ミサイル105発)装備した攻撃重視の支援型PA。単体でのミサイル一斉発射での威力もさることながら、複数機による密集体型でのミサイル一斉発射フォーメーション「ファイヤーボール」での殲滅作戦を得意とする、かわいい名称にそぐわない重攻撃PAである。
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- PAM-74AM ティンクル・サム:ティンクル・ベルに大型カングライドにも通用する大型ミサイルを6発追加し、右手に大口径レーザーライフルを備えた強化型。
- PAM-74C ダンク:プラモデルのみのPA。背部に飛行ユニット(F-12キューピッド)を備え、大型キャノン1門を備えた高機動強襲型。
- PAC-48 ガーディアン:右腕部に直接大口径無反動砲を備えた支援用PA。
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- PAC-48C ドルディアン:プラモデルのみのPA。無反動砲を3連装対空ビームバルカンに換装したPA。
- PAC-48Z パラディン:プラモデルのみのPA。頭部に増加アーマー・増加センサーを追加しくちばしのようにとがったシルエットになっている。右腕部には大口径ビームキャノンを装備。
[編集] イデリア側
- カングライド
イデリア軍が使用した戦闘メカ。反重力で飛行し中性子砲やビーム兵器で地球軍を苦しめた。
球状の胴体とマニュピレーターの組み合わせはスペースポットを連想させる、だが眼球状のセンサーや生物的な曲線を多用した人型を大きく離れたデザインは、いかにも異星人のメカ、という雰囲気をかもし出している。地球軍の擁するVMやPA部隊との戦闘シーンでは、我々に理解しやすいデザインの兵器と、未知の技術を持つイデリア人との戦闘を印象づけるものとなっている。価値観の異なる異文明の衝突、侵略行為が劇中でうまく表現され、ある意味古典SFの感覚を覚えるものになっていた。
人間とほぼ同じ容姿であるイデリア人の兵器が何故このようなデザインになったかの理論的な説明はなされていない。また、「ザンダー」「バーバラ」「マヤール」の三種の他に、マニュピレータの無い偵察用の小型機やイデリアに協力する刑務所所長が使用した大型機などが確認されているが体系的な開発が行なわれていたかは不明。またドルバックの隊員がイデリア軍基地潜入の際に度々乗り込んでおり、その操縦は地球人から見てもかなり容易らしい。また劇中終盤では殆どが無人化されているが、人的資源に制限のあるイデリア軍では当初からかなりの数が無人機として運用されていたと思われる。
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- ザンダー:一般兵用の小型カングライド。卵型のボディ=コクピットに二門の砲と一本の腕、というシンプルな形が基本形。連邦側の通常兵器と比べ、遥かに機動性が高い。初期PAの火力では破壊できなかったが、PAの強化にともない簡単に撃破されるようになった。しかし、そのカメラアイは脆く、生身の人間による投石で機能障害を起こす程。
- ハーバラ:将校クラスの中型カングライド。1対の作動肢のみが装備されておりそれが足にも手にもなる。機体両端に武装ポッドを持つが機体ごとに装備は異なっている。一般機は中性子砲を装備している。
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- アロマ・ハーバラ:アロマの乗ったハーバラ。塗装も違うため専用機とされる。高速キャノン砲とミサイル装備で武装は少々貧弱である。
- マヤール:ハーバラと同じく将校クラスが搭乗する大型カングライド。他の2機種と違い2足歩行タイプでありハーククラスの武装程度では撃破は至難の業である。エッガーライト爆弾に4連装ビーム砲を装備。
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- イデル・マヤール:イデルの専用機。ビームキャノン砲を装備し機動力も向上している。
- ゼラノイド
イデリア軍の降伏後に出現した無人兵器軍。ゼラーにより操られていると推測されるが、その詳細は不明。生体エネルギーを検知し、生命体全てに対して攻撃を行う。その特性を利用し、地球側にセンサーを撹乱させる対抗兵器が幾つか作られた。
青、赤、紫、の三機種が存在し、それぞれの個体名も劇中に存在するはずだったのだが、調査資料がゼラノイドの攻撃によって失われたため、最後まで固有名詞は語られなかった。
[編集] 放送リスト
- 1999年戦いの序曲
- 総攻撃・スタンバイ!
- 鳥が死んだ日
- 霧に消えたルイ
- 理由なき失脚
- 密林の戦士ミランダ
- 走れ! ジャッキー
- 潜入! イデリア基地
- 地下道のメロディー
- ボブの向けた銃口
- 悪魔の赤い花
- 烈火のイースター島
- 地獄におちたチャンプ
- 響け! 野性の叫び
- 戦火に散った恋
- 秘められた警告
- レーニア神殿の謎
- あばかれたイデリアの秘密
- 脱出! アルプス拠点
- 緊急指令! 北海の要塞をつぶせ
- さらば友よ! 戦士が死ぬ瞬間
- モアイの光放つ時
- 1999年地球最期の日
- 暗黒への序章
- 恐怖! 新たなる敵
- ひとりぼっちのアロマ
- 墓標に隠された過去
- はるかなる想い
- 愛と憎しみの谷
- 肖像画のジャンヌ
- 恐怖! 閃光に浮かぶ影
- 絶叫の淵からの脱出
- 悪魔にとりつかれた男達
- 終末へのイリュージョン
- 決断! 最後の上陸作戦
- 復活への奇跡
[編集] 商品化
メインスポンサーはタカトクトイス。ムゲンキャリバー・オベロンガゼット・ボナパルトタルカスの3種のVMの玩具を発売した(完全変形のほか非変形の物もあり)。タカトク倒産後、キャリバーとガゼットは海外でトランスフォーマーとして発売された(アニメには登場せず)。
プラモデルはグンゼ産業(現:GSIクレオス)が発売。VMの他、PA・カングライドも多種展開し、地味ながら現実味のある造型でマニアの評価は高い。キャラクターモデル関連ではガンプラに特化した塗料等で知られるグンゼ産業だが、キャラクターモデル自体の発売はこのシリーズのみである。 文具関連の商品はセイカノート(現:セイカ)が製造・販売。
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