瑜伽行唯識学派
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基本教義 |
縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
原始仏教、上座部、大乗 |
地域別仏教 |
インドの仏教、日本の仏教 |
韓国の仏教 |
経典 |
聖地 |
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瑜伽行唯識学派(ゆがぎょうゆいしきがくは)は唯識派、ともいう。大乗仏教のひとつ。瑜伽行派 ((sanskrit) yogaacaara योगाचार)とも略称される。
唯識の教学を唱導した学派。ヨーガ(瑜伽(ゆが))の実践の中に唯識の体験を得、教理にまとめた。「唯識派」ともいう。弥勒(マイトレーヤ)を祖とし、無着(アサンガ)・世親(ヴァスバンドゥ)が教学を大成した。後、論理学を完成した陳那(ディグナーガ)、成唯識論 の思想を展開した護法(ダルマパーラ)などが出ている。
瑜伽行派は、インド大乗仏教史上、空を説く中観派とともに二大思潮を形成したが、6-7世紀頃から中観派との間によく論争が行われるようになり、一方、教学上の統合の動きもあった。後代にはインド一般には「唯識派」と呼ばれた。
東アジアには唐時代に玄奘(三蔵法師)の仏典請来により体系がもたらされ、唯識を元に法相宗が立てられた。日本へは奈良時代に伝来した。興福寺、薬師寺に伝わっている。
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