石井一

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石井一（いしいはじめ、1934年 8月17日 - ）は、日本の政治家。前衆議院議員（11期）。

通称「ピンさん」。国土庁長官、自治大臣、民主党副代表などを歴任。非認定学位授与機関イオンド大学名誉教授。参議院議員、自由連合幹事長などをつとめた石井一二は弟。

前衆議院議員　石井一
生年月日	1934年8月17日
出生地	兵庫県神戸市須磨区
出身校	甲南大学経済学部スタンフォード大学大学院政治学研究科修了
学位・資格	政治学修士
前職・院外役職（現在）	衆議院議員
所属委員会・内閣役職（現在）
世襲の有無	無
選出選挙区（立候補選挙区）	兵庫1区
当選回数	11回
所属党派（現在）	（自由民主党→）（新生党→）（新進党→）（国民の声→）（民政党→）民主党（羽田グループ）
党役職（現在）	兵庫県総支部連合会顧問兵庫県第1区総支部連合会代表
会館部屋番号
ウェブサイト	[Hajime Ishii Internet Office]

[編集] 略歴

兵庫県神戸市須磨区に石井廣治、久子夫妻の長男として生まれる。甲南高等学校を経て、1953年に甲南大学経済学部を卒業してアメリカに留学し、1960年、スタンフォード大学大学院政治学研究科を修了。帰国後、郷司浩平の知遇を得、その縁で日本生産性本部に入る。

1967年、第31回衆議院議員総選挙に旧兵庫1区から立候補するが、次点で落選。続く1969年の第32回衆議院議員総選挙に立候補し、初当選を果たした。1975年12月の三木改造内閣で労働政務次官、1976年の福田内閣で運輸政務次官に就任。運輸政務次官時代には、ダッカハイジャック事件に遭遇する。1983年、第37回衆議院議員総選挙で落選。本来、石井は米国留学仕込みの国際派であり、多士済々といわれた「四十四年当選組」であったが、この落選が響き、同格であった後の竹下派七奉行を初めとする政治家達との間に懸隔が開く。

1986年、第38回衆議院議員総選挙（衆参同時選挙）により、自民党が304議席を獲得、石井も国政に復帰を果たす。1989年、第1次海部内閣の国土庁長官として初入閣。しかし、一方で1990年には、ハワイに所有する保養地が未公開資産として明らかになり問題となった。また、1991年には、全国日朝友好促進議員連盟訪朝団の総団長として北朝鮮を訪問している。竹下派分裂に際しては、羽田孜、小沢一郎側に与し、羽田派に所属。

1993年、宮沢内閣不信任案が提出されると、羽田派の一員として内閣不信任に同調し、自由民主党を離党、新生党に参加する。細川内閣が成立すると、石井は衆議院政治改革特別委員長に就任し、政治改革4法案を衆議院で通過させるのに一役買った。1994年、羽田内閣が成立すると、自治大臣兼国家公安委員長に就任。同年新進党に参加するが、最後は小沢一郎への批判を強め、1998年の新進党解党直後は鹿野道彦を代表とする国民の声に参加した。その後、民政党を経て民主党に参加、党国会対策委員長に就任する。

衆議院予算委員会で与党側と罵詈雑言に近いやり取りで話題となる。1999年、民主党筆頭副代表に就任。民主党と自由党の合併が懸案となると、民主党内保守系の幹部として推進派となる。2002年、野党結集準備委員会委員長となり、民由合併を推進した。

小泉孝太郎のデビューCM「サントリーダイエット生」のギャラをめぐって、予算委員会で事実確認をせずに、「小泉孝太郎が発泡酒CF出演でギャラ5000万円をもらうかわりに、総理は発泡酒の増税を見送った」と発言。孝太郎の父親である小泉純一郎首相が激怒し、「噂でモノを言っちゃならない! 息子はそんなにもらってない!!」と反論されたエピソードもある。

2005年 9月11日の第44回衆議院議員総選挙では、自民圧勝のあおりを受けて落選するが、2007年7月の第21回参議院議員通常選挙に比例区より出馬する予定である。