神楽坂浮子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神楽坂 浮子(かぐらざか・うきこ。1938年‐)は昭和・平成期の芸者歌手。
深川出身。高校生のときに神楽坂はん子に憧れ、高校を中退して芸者になる。後に、古賀政男門下となり、芸者歌手としてデビューする。市丸や榎本美佐江ら先輩日本調歌手に後押しされ、昭和31年には「十九の春」が大ヒット。プロ歌手の仲間入りを果たす。その後も日本調のみにとどまらず、ドドンパなどのリズムにも挑戦する。また、映画にも出演。NHK紅白歌合戦にも1958年の第9回と1961年の第12回に2回出場している。
1995年に神楽坂はん子が亡くなってからは、テレビで彼女の持ち歌だった「ゲイシャ・ワルツ」を披露している。現在は歌手活動を行いながら、若手芸者の育成も務めている。日本歌手協会の所属歌手としては唯一の芸者歌手。
2006年12月31日、生中継のテレビ東京『年忘れにっぽんの歌』に出演。
[編集] 代表曲
- 「十九の春」(この曲でスターダムに)
- 「三味線フラフープ」
- 「三味線ドドンパ」
- 「芸者エレジー」
- 「舞妓さんこんばんは」
- 「あら、ぴったりね」