竹中直人の恋のバカンス

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竹中直人の恋のバカンスは1994年7月から1995年1月まで放送されていた深夜番組。竹中直人、ビシバシステム（住田隆&ふせえり）、温水洋一、片桐はいりなどが出演し、宮沢章夫が構成に参加。マニアを超えたコントを放送した。

竹中や宮沢、ビシバシステムの二人がかつて参加していたラジカル・ガジベリビンバ・システム、コントビデオ「普通の人々」、舞台公演「竹中直人の会」の延長線上にあり、竹中によるTVでのレギュラーコント番組としては1989年にTBSテレビで放送していた「東京イエローページ」以来となる。それらの流れを汲み、極めてシュールな笑いが展開された。「東京イエローページ」とは違いロケコントを中心とした内容となり、SEやスタッフによる笑い声を被せない演出が特徴として挙げられる。

当時「無能の人」、「シコふんじゃった」等で監督・俳優として高く評価され、世間に認知されていた竹中だが、ここでは純粋に独自の笑いを追求し展開した。脇を固めるレギュラー出演陣も各自強烈な個性を放つ。

数々のコントから「ナンの男」、「流しな二人」などのキャラクターを生み出し、本番組終了後に再びTBSテレビに舞台を移し開始された「デカメロン」や2006年にフジテレビで放送されたコント特番「素敵な小箱」においてもそれらは引き継がれた。

2006年にはDVD-BOXが発売。これに合わせて「リターンズ2006　くだるか？もっとくだるか！？」をテレビ朝日のみの関東ローカルで2006年1月14日深夜に放送された。この番組は内村光良が出演した部分を削り、テレビ朝日で放送した時にカットしたシーンを追加して「リターンズ2005　俺たちに明日はないっす」としてDVD-BOX購入者特典として配布された。

CS放送テレ朝チャンネルで2007年2月より再放送が開始された。