第2回日本女子サッカーリーグ
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第2回日本女子サッカーリーグ(JLSL)は前年と同じ6チームが参加。1990年4月から翌1991年年1月まで3回戦総当たりとなり、9月から10月にかけて行われた「第11回アジア競技大会」を挟んでの長期シーズンとなった。
このシーズンは読売がセンターフォワード(CF)にコンバートされた野田朱美の開幕2試合連続ハットトリックなどにより独走し、1月20日の鈴与戦(静岡市・草薙球技場)で1試合を残して初優勝を決めた。
また前回は最下位であったプリマハムが躍進し、鈴与に次ぐ3位となった。
目次 |
[編集] 競技方法
- 開催期間:1990年4月21日‐1991年1月27日
- 試合時間:80分(40分ハーフ)で延長なし
- 順位:1.勝点(勝利2点、引分1点、敗戦0点)
-
- 2.ゴールディファレンス(得失点差)
- 3.直接対決の成績
- 4.順位決定戦:80分(40分ハーフ)で決着しないときは20分(10分ハーフ)を行い、それでも決まらないときは再延長
[編集] 参加チーム
- 読売サッカークラブ女子・ベレーザ:東京都稲城市
- 新光精工FCクレール:東京都小平市
- 日産FCレディース:神奈川県横浜市
- 鈴与清水FCラブリーレディース:静岡県清水市(←清水FCレディース)
- プリマハムFCくノ一:三重県伊賀町
- 田崎真珠神戸レディース:兵庫県神戸市
[編集] 成績
○:勝利 △:引き分け ●:敗戦
順位 | チーム | 読売 | 清水 | プリマ | 日産 | 新光 | 田崎 | 勝点 | 勝利 | 引分 | 敗戦 |
1位 | 読売ベレーザ | ---- | ○4-0 △1-1 ○2-0 |
○4-0 ○3-0 ○1-0 |
○5-0 ○6-1 ○1-0 |
○5-2 ○4-0 ○4-0 |
○5-0 ○4-0 ○3-0 |
29 | 14 | 1 | 0 |
2位 | 鈴与清水FCラブリーレディース | ●0-4 △1-1 ●0-2 |
---- | ○2-0 ○3-0 △1-1 |
○4-2 ○4-2 ○6-1 |
○3-1 ○2-0 ○4-2 |
○7-0 ●0-1 ○2-1 |
22 | 10 | 2 | 3 |
3位 | プリマハムFCくノ一 | ●0-4 ●0-3 ●0-1 |
●0-2 ●0-3 △1-1 |
---- | △0-0 △3-3 △1-1 |
○2-0 ○1-0 ○2-0 |
△0-0 ○1-0 ○3-1 |
15 | 5 | 5 | 5 |
4位 | 日産FCレディース | ●0-5 ●1-6 ●0-1 |
●2-4 ●2-4 ●1-6 |
△0-0 △3-3 △1-1 |
---- | △1-1 ●1-2 △2-2 |
○2-0 ○2-0 ○3-0 |
11 | 3 | 5 | 7 |
5位 | 新光精工FCクレール | ●2-5 ●0-4 ●0-4 |
●1-3 ●0-2 ●2-4 |
●0-2 ●0-1 ●0-2 |
△1-1 ○2-1 △2-2 |
---- | ○2-0 ○3-0 ●2-3 |
8 | 3 | 2 | 10 |
6位 | 田崎真珠神戸 | ●0-5 ●0-4 ●0-3 |
●0-7 ○1-0 ●1-2 |
△0-0 ●0-1 ●1-3 |
●0-2 ●0-2 ●0-3 |
●0-2 ●0-3 ○3-2 |
---- | 5 | 2 | 1 | 12 |
[編集] 個人成績
- 最優秀選手:野田朱美(読売ベレーザ)
- 最多得点:野田朱美(読売ベレーザ)16点
- 最多アシスト:手塚貴子(読売ベレーザ)、早川明子(読売ベレーザ)8点
- ベストイレブン
- 敢闘賞:松田理子(プリマハムFCくノ一)、弘中和子(日産FCレディース)、坂田恵(日産FCレディース)、内山環(田崎真珠神戸)
- ヤングプレーヤー賞:小野寺志保(読売ベレーザ)