第3海兵師団 (アメリカ軍)
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第3海兵師団(だい3かいへいしだん 英名:3rd Marine Division)はアメリカ海兵隊の師団の一つ。第3海兵遠征軍所属。司令部は沖縄県うるま市キャンプ・コートニー。アメリカ海兵隊で現役である3個海兵師団の中では、唯一アメリカ本土以外に司令部および主力部隊を展開している。また、沖縄にいる海兵隊の大多数は同師団か、上級司令部にあたる第3海兵遠征軍所属の部隊である。
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[編集] 歴史
創設は1942年9月16日。多くの将兵を第2海兵師団から抽出する形で組織された。
太平洋戦争では、ブーゲンビル島を皮切りに、グアム、硫黄島の激戦に参加。多くの損害を出している。 朝鮮戦争においては直接戦地には展開せず、主に補充兵の提供や、前線に展開していた第1海兵師団の後方支援を行った。 ベトナム戦争にも参加し、多くの作戦に従事した。
[編集] 編成
第3海兵師団は、他の海兵師団と比較して戦力が少ない。戦車大隊が配備されていないほか、多くの部隊が編成に入っていない。
さらに、同師団には他の師団に見られない特徴として、部隊配備プログラム 通称UDPを実施している点が上げられる。これは、師団隷下の部隊の中でも、歩兵大隊、砲兵中隊などの部隊を普段は本土に展開させておき、その中から必要な部隊を適宜6ヶ月程度の周期で沖縄へ展開させるプログラムの事である。そのため、編成上は沖縄に主力がいるように見えるほか、多くの将兵が沖縄に在住しているのは事実だが、ほとんどが本土からローテーションで派遣されてくる部隊である。そのため、沖縄に常駐している部隊は、この編成表の中でもさらに少数の部隊に限られるほか、展開している海兵隊員のほとんどは、沖縄の文化に馴染む間もなく交代していくため、地元民とのトラブルの一因になっているとも思われる。
- 司令部大隊
- 第3海兵連隊
- 第4海兵連隊・・・キャンプ・シュワブ駐留
- 第12海兵連隊・・・砲兵連隊・キャンプ・ハンセン駐留
- 第3偵察大隊
- 戦闘強襲大隊
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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