終着駅殺人事件
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終着駅(ターミナル)殺人事件(たーみなるさつじんじけん)は、推理作家西村京太郎が著した長編推理小説、及び、それを原作としたテレビドラマ作品である。現在(2006年9月)までにテレビドラマ2作品が制作されている。
昭和56年度日本推理作家協会賞受賞作。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
青森県F高校男女7人の同窓生・たんちょうクラブのリーダーは卒業する時にかわした「7年たったら皆で顔を揃え故郷青森まで旅行する」という約束通り上野駅に来ていた。上野駅には宮本を入れた6人(宮本孝・弁護士見習い、片岡清之・物産店社長、川島史郎・トラック会社社長、村上陽子・女優、橋口まゆみ・OL、町田隆夫・シナリオライター)が顔を揃えたが7人組の一人安田章(通産省役員)は乗車する寝台特急ゆうづる7号の発車時間になってもとうとう上野駅には現れなかった。ゆうづる7号は、一人足りない6人を乗せ上野駅を出発した。
その後、上野駅では旧友の森下を出迎えた帰りの亀井刑事がトイレの中で刺殺体が発見される事件に遭遇、その死体の主は待ち合わせの場所に来なかった安田章だった…。その後、仙台を過ぎた頃町田が「川島の姿が見えない」と宮本を叩き起こす、確かに寝台の中に川島はいなかった。だが、川島が見つかる事も無く列車は青森駅に到着。青森県警の三浦刑事が出迎え、6人は安田が殺された事を知る。
一方で川島が安田を殺し逃げたのではないかという説が浮上。十津川達はゆうづる7号を水戸で降りた乗客がいた事を知りその男を乗せたタクシー運転手に男が指示した通り鬼怒川まで運んでもらうが、そこで彼等が見たものは川島の溺死体だった…。
[編集] 登場人物
[編集] 警視庁捜査一課
[編集] 青森県警
- 三浦刑事
[編集] 青森県F高校7人組
- 宮本孝
- 片岡清之
- 川島史郎
- 安田章
- 村上陽子
- 橋口まゆみ
- 町田隆夫
[編集] その他
- 森下
- 亀井の旧友で教師。
- 松木紀子
- 森本の教え子。
[編集] 映像化リスト
[編集] テレビドラマ
- 「土曜ワイド劇場 西村京太郎トラベルミステリー・終着駅殺人事件 上野~青森ミステリー特急ゆうづる」(1981年、テレビ朝日系列 十津川警部:三橋達也、亀井刑事:愛川欽也)
- 「月曜ミステリー劇場 十津川警部シリーズ23『終着駅殺人事件』」(2001年、TBS系列 十津川警部:渡瀬恒彦、亀井刑事:伊東四朗)*原作と違い、東北本線福島経由上野発青森行きの夜行特急「はくつる」が舞台となっていた。