絶望
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絶望(ぜつぼう)とは希望のない様である。実存主義の用語としても用いられる。絶望している際は、ひどい孤独感、世界から孤立し社会的に見捨てられたような感覚、或いは自殺念慮が激しく襲う。原因としては社会的地位の喪失、信頼すべき相手(家族など)の喪失・裏切り、自身の未来の喪失などがある。完璧主義にも影響するが、自尊心の低さが影響している可能性がある。
戦争などの極限状態では絶望が起こりやすい。また、比較的軽度な原因の絶望としても社会的な問題となる。大きく取り上げられるのはリストラやいじめであるが、こういった事以外にもいくらでも理由はある。強姦や児童虐待も相当な絶望の原因なのだが、あまり日本では取り扱おうとしない傾向がある。こういった軽度な場合で絶望するのは、周囲の人がまともに取り扱わない話である点が重要である。