網引駅
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網引駅(あびきえき)は、兵庫県加西市網引町字堂の前にある北条鉄道北条線の駅。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅舎は無く、単に屋根と壁があるベンチのみ。道路からの段差は無い。汲み取り式便所が残り、その個室には和式全穴便器が設置されている。
駅脇には「昭和20年3月31日 列車転覆事故殉難の碑」がある。
[編集] 駅周辺
加古川の支流である下里川と万願寺川が、駅南方で合流する。
[編集] 歴史
- 1915年(大正4年)3月3日 - 播州鉄道 粟生駅~北条駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1923年(大正12年)12月21日 - 播丹鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1945年(昭和20年)3月31日 - 鶉野飛行場で訓練飛行をしていた戦闘機が線路をかすめて不時着。そのため線路がゆがみ、直後に通過した車輌が転覆。死者11人、負傷者104人の大惨事となった。
- 1962年(昭和37年)3月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 北条鉄道の駅となる。