自動列車防護装置
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自動列車防護装置(じどうれっしゃぼうごそうち、ATP:Automatic Train Protection)とは鉄道における保安装置の一種である。自動列車保護装置とも言う。
主に欧米諸国の鉄道事業者において用いられている。原理は日本における自動列車制御装置(ATC)と同じとみなされることがある。
中国語圏では「自動列車保障装置」、「自動列車防護系統」とも称する。
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[編集] 概要
- ATPは、運転手のヒューマンエラーから列車を保護し、災害を回避するためのシステムである。
- 列車が車内信号を越えて進行しようとした場合、あるいは指示された速度を超過した場合に、運転手に警告するために光と音を使用し、運転手がこれらの警告に応答しなければ、自動的に速度を停止、あるいは信号現示以下に減速させる。
- 一般的には日本では自動列車制御装置(ATC) または自動列車停止装置(ATS) がこれに相当するため、ATPという名称自体あまり馴染みが無い。 また、「列車防御」という概念自体、日本における考え方(用途、プロセス等)が欧米諸国とちがい、日本では鉄道事業者・鉄道車両業界関係者以外に「自動列車防護装置」という名称(日本語訳)が受け入れられているとは言い難い。
[編集] 主なATP採用路線
- イギリス
- 香港
- 台湾
- 台湾鉄路管理局縱貫線(一部)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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