西鉄3000形電車
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3000形電車(3000けいでんしゃ)は、西日本鉄道天神大牟田線用の通勤形電車の一形式である。
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[編集] 概要
600形と700形(現・廃車)の置き換え用として、2005年(平成17年)から製造された。製造は川崎重工業車両カンパニー。
2006年5月現在3両編成が2本(6両)、2両編成が2本(4両)の計10両が在籍している。2007年(平成19年)度までに3両編成が1本(3両)、2両編成が2本(4両)の計7両が製造される予定である。
また、2007年(平成19年)2月27日に発表された第11次中期経営計画(2007年度~2009年度)の中において、本形式32両の追加投入が盛り込まれている。
[編集] 構造
車体はステンレス製(前頭部は普通鋼製)でパンタグラフはシングルアーム式、冷房装置は集中式でいずれも西鉄初である。制御装置は純電気ブレーキ付IGBT素子VVVFインバータであるが、6050・7000・7050形と異なり運転室扉脇の「VVVF」のロゴマークは入れられていない。座席は転換クロスシートを採用している他、室内の騒音低減を図るため、車両間に妻引き戸が設置されている。また2006年5月現在3001-3301-3501のみに液晶ビジョンが設置されている。
[編集] 運用
2006年3月25日から運行開始。運行当初は、6両編成(3両固定+3両固定、主に急行運用)と4両編成(2両固定+2両固定、主に普通運用)で運用されていた。2006年6月3日からは、5両編成(3両固定+2両固定)で運用されるようになった。
2006年現在の定期運用は急行とラッシュ時の普通が主であるが、たまに特急運用を行う時もある。
3000形は全車フル稼働のため、検査・故障などで1編成でも運用から抜けると2000形による代走となる。
[編集] 外部リンク
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